
あわら温泉で泊まれば納得のオススメ宿を厳選
日本海に面する福井県で、冬の味覚と言えばもちろん「かに」。温泉に浸かって、かに尽くしの料理をお腹いっぱい食べる。それこそが福井の名湯・あわら温泉の王道の楽しみ方!かにが美味しくいただける冬の時期こそ、あわら温泉へお出かけください。今回はあわら温泉で泊まれば納得のオススメ宿を厳選してご紹介します。
1948年の地震や1986年の大火などに見舞われ、一時は壊滅的な被害を受けました。しかしその後の復興により、現在は関西の奥座敷とも呼ばれるほどに発展を遂げました。
年間90万人近くが宿泊する、70以上の源泉を持つ福井県有数の温泉地です。宿もそれぞれ個性があり、湯量豊富で優れた泉質の温泉は最高の癒しを与えてくれます。
2014年4月にオープンした足湯専用の施設で、あわら温泉屋台村・湯けむり横丁に隣接しています。簡易的なものではなく、総檜造りのしっかりとした建物。
屋根の上部中央に、つるや旅館にあった展望室を模した「湯けむり楼」があります。採光や湯気抜きのために造られ、ステンドグラスをはめ込んだ窓も。

さらに深さ90cmもある男性用の八角腰掛け風呂、四季折々に咲く花壇の花々を眺めながら入れる女性用の花見風呂、男女ともにある信楽焼の陶器風呂や内湯なども。
夕食は、予約時のプランにもよりますがバイキングや会席料理が選べます。特に人気のバイキングは、約50種が揃います。オープンキッチンで、天ぷらやステーキなどをアツアツで提供。季節によっても異なりますが、やはり冬がイチオシ。何と、高級食材の姿がにやフグも含まれています。
源泉がたっぷりと注がれた大浴場には、男性・女性ともバラエティ豊かな浴槽を配しています。
男性用はより大きく快適に、女性用にはヒーリングサウナやつぼ湯・かめ湯などを用意し、より楽しく湯巡りが出来るよう工夫されています。
食事場所は客室タイプにより異なりますが、どれも福井県産の素材にこだわって作られています。
海の幸に山の幸、味噌や醤油などの調味料にまで厳選した福井県産のものを使用。朝食はバイキングではなく和定食・洋食から選択。
食事は月替わりの創作懐石料理で、季節によって越前がにやアワビをメインにしたプランも登場します。以前は全て部屋食でしたが、個室食事処が新たに作られました。
客室は1部屋ずつ異なった意匠で、落ち着いた和の佇まいに心が和みます。派手なサービスや設備はないので、静かに過ごしたい方にオススメの宿です。
小さいですが売店もあり、地元ならではのお土産も購入できます。あわら温泉の源泉だけを使用した完全無添加の化粧水・美肌水や、あわら温泉のキャラクター・湯巡権三のグッズ。
冬の味覚といえば、やはりカニ。そして、旅には温泉がつきもの。そのどちらも満足させたいなら、あわら温泉がピッタリ!天然温泉に癒やされて、カニを頬張る。ちょっと贅沢な冬旅ができる福井県へ、ぜひお出かけください! ※越前がにがいただける宿泊プランは、宿の都合や漁の状況により変更または中止になる場合があります。詳細は予約時にご確認ください。
まずはあわら温泉について知ろう!
あわら温泉ってどんなところ?

出典:たびこふれ
灌漑用の井戸を掘ったところ、偶然80度という高温の温泉が湧き出した。これがあわら温泉の始まりです。 1883年の開湯以降、数件の温泉宿が開業しました。そして1912年に旧国鉄三国線が開通してからは、さらに宿が増えていきました。

出典:フォートラベル
また、温泉宿での楽しみの1つは食事。季節ごとの食材を見事に操り、味はもちろん彩りも美しい食事を提供してくれます。 また温泉の共同管理を行わないことから、宿ごとに温泉成分や湧出温度などが微妙に異なります。ぜひ湯巡りをして、違いを楽しんでみてください。冬の旅は、ぜひあわら温泉へ!
芦原温泉旅館協同組合
電話番号:0776-77-2040
日帰りでもあわら温泉に入れるの?
出来れば宿泊して欲しいですが、日帰りでも楽しめます。ほとんどの施設は日帰り入浴プランを設けていて、昼食・夕食付きプランなども。 宿にもよりますが、1回¥700~¥1500ほど。手軽にあわら温泉を楽しめる場所を2つご紹介しますので、ぜひ利用してみてください。セントピアあわら

出典:フォートラベル
男女1週間で交代する「天の湯」「地の湯」の2つの大浴場があります。天の湯には露天風呂が設けられ、お天気が良ければ温泉に浸かりながら満点の星を眺めることが出来ます。
出典:太陽と吹雪
地の湯には釜(蒸し)風呂があり、サウナのように高温ではなく、45~49度ほどに設定されています。体の芯からじんわりと温まり、玉のような汗が吹き出してスッキリします。
出典:あわら市観光協会
高温・低温の浴槽もそれぞれに設けられていますので、自分に合った入り方で温泉が楽しめます。あわら温泉の歴史について学べるコーナーや、地場産品を扱う売店も。
出典:Twitter
飲泉や温泉たまごを作ることも出来ます。ぜひ体験してみてください! 通常は利用料金が高校生以上¥500ですが、毎月26日の「風呂の日」なら¥300になります。お得な日を狙って出かけてみましょう。
セントピアあわら
住所:あわら市温泉4-305
電話番号:0776-78-4126
芦湯



出典:たびこふれ
営業時間は7:00~23:00で、無料で利用できます。地下90mから湧き出す約60度の天然温泉を掛け流ししており、熱め・やや熱め・ぬるめの3種類のお湯を5つの浴槽で楽しめます。
出典:初心の趣
タオルは持ち込みも出来ますが、無ければ販売機で購入できます。2011年10月から「あわらおもてなしキャラクター」に就任した、湯巡権三をデザインしています。 ゆるめの可愛らしいデザインが女性に人気です。
芦湯(あわら市観光協会)
住所:あわら市温泉1-203(あわら温泉湯のまち広場内)
電話番号:0776-78-6767(あわら市観光協会)
越前がにってどんなカニ?
せっかくあわら温泉を訪れるなら、越前がにをいただきたいですよね!越前がにとは、福井県内の漁港で水揚げされたオスのズワイガニのこと。 漁期は11月6日~翌年3月20日までで、まさに冬が旬。安土桃山時代から食されていたとされ、長い歴史があります。また、全国でも唯一皇室に献上されています。
出典:フォートラベル
棲息しているのは、水深200~400mくらいの深海で水温が5度以下の場所。港と漁場が近いため、鮮度を保ったまま生きた状態で競りに掛けられます。 福井県産のものとわかるように、黄色いタグが付いているのが特徴です。最初はオスのみでしたが、2007年からメスのセイコガニにも付けられています。
出典:MOC(モック)
漁期はオスが11月6日~翌年3月20日、メスは資源保護のため短く設定され、11月6日~12月31日となっています。 とは言え、なかなか高価な越前がに。冬の時期は身もギッシリ詰まって濃厚。越前がにはちょっと手が出ないという方も、通常のズワイガニでも充分満足できるはず。
出典:かめきちの水族館ブログ
より深く越前がにの魅力を深掘りしたい方は、越前町にある「越前がにミュージアム」を訪れてみてください。意外な生態に、驚くかもしれません。
越前がにミュージアム
住所:丹生郡越前町厨71-324-1
電話番号:0778-37-2626
あわら温泉で泊まりたいオススメの宿
あわら温泉には素敵な宿がたくさんありますが、ここでは観光経済新聞社によって、「5つ星の宿」に認定された4軒をご紹介します。
温泉はもちろん、食事やサービスにも定評があります。あわら温泉の冬旅に、感動の1ページを加えてくれるはずです。目的に合わせて、ピッタリの宿を探してみてください。
清風荘

出典:子連れ狼の旅行記&お出かけ体験記 僕イクメンしてます。
この宿の名物は、北陸最大級とも言われる庭園露天風呂。庭園を眺めながら開放感たっぷりのお風呂に浸かれば、思わず「極楽、極楽~」と口から漏れるはず。

出典:清風荘
また、あわら温泉では初となる炭酸泉のお風呂「木もれ日の湯」。ほかにも2種類の貸切風呂や足湯なども。

出典:食べログ
ズワイガニは刺身やグラタン・焼売・味噌汁など、フグは唐揚げや鍋ものなどさまざまなメニューで楽しめます。温泉はもちろん、食事も大満足できる宿です。
清風荘
住所:あわら市温泉3-803
電話番号:0776-77-2500
まつや千千

出典:フォートラベル
広々としたお風呂が自慢の宿で、「お湯がたっぷりと満ちあふれ、思わず笑みがこぼれる」という意味から『千のこぼれ湯』と名付けられています。

出典:エキサイト
客室はスタンダードな純和室の『ゆうゆう館』、人数により8畳や12.5畳の和室や洋室から選べる『せんせん館』、露天風呂付客室で優雅な休日が過ごせる『時忘れ離座』があります。『せんせん館』にも露天風呂の付いた特別室があります。

出典:みみの目
オープンキッチンから、温かい料理がテーブルに届きます。せっかくの休日の朝ごはんなら、のんびり食べたいですよね。
まつや千千
住所:あわら市舟津31-24
電話番号:0776-77-2560
グランディア芳泉

出典:フォートラベル
全115室の内、33室が源泉を引いた露天風呂付。大浴場もいいけど、一人だけでじっくりと温泉を楽しみたい方にぜひ選んで欲しい宿。
出典:ameblo.jp
宿泊棟は「別邸 個止吹気(ことぶき)亭」「離れ ゆとろぎ亭」「煌粋殿(こうすいでん)」「寛粋殿(かんすいでん)」「貴粋殿(きすいでん)」の5つ。 別邸と離れには、全ての客室に庭園を眺めながら入れる温泉露天風呂があります。一般客室から、和洋室・洋室・メゾネット・スイートと多彩な部屋タイプが揃っています。
出典:Relux
「天上のSPA」と名付けられた大浴場には、時間によって男女入れ替えとなる月の湯・星の湯があります。 内湯には大風呂とひのき風呂、露天の棚湯と空湯。寝湯や美肌の湯など、湯巡りが楽しくなる浴槽がたくさんあります。
出典:グランディア芳泉
特に露天からはのどかな田園風景や、月に星など夜空を楽しむことが出来ます。さらに中庭には足湯と、足裏を心地よく刺激してくれる歩行湯も。
出典:ameblo.jp
食事にも定評があり、夕食はもちろん朝食も品揃えが豊富で人気。「貴粋殿」「寛粋殿」「煌粋殿」は、レストランで和洋バイキング。 別邸や離れなどは、個室食事処でゆっくりと和定食を。ちょっと贅沢な温泉旅をしたい方には、この宿がオススメです。
グランディア芳泉
住所:あわら市舟津43-26
電話番号:0776-77-2555
つるや

出典:ameblo.jp
100室以上の宿も多いあわら温泉の中では、全23室と小さな宿のつるや。全館廊下は畳敷きで、木造建築の2階建て。
出典:ヤマボウシ通信
美味しい料理と極上の温泉、そして温かいおもてなしが受けられる宿として人気です。温泉は、敷地内に3本の源泉を所有。
出典:フォートラベル
大浴場や露天風呂・貸し切り風呂など、新鮮で良質な天然温泉を100%使用。湯量が豊富なので、循環もせず掛け流し。
出典:食べログ
足湯もありますが、こちらも天然温泉。その隣では温泉たまごが作れる釜もあり、当然これも天然温泉。温泉たまごができあがるまで、足湯をしながらのんびり待ちましょう。
つるや
住所:あわら市温泉4-601
電話番号:0776-77-2001
時間があったら「おしえる座ぁ」へ!

出典:フォートラベル
えちぜん鉄道のあわら湯のまち駅とJR芦原温泉駅には、「おしえる座ぁ」という観光案内所があります。あわら温泉について、さまざまな情報を仕入れることが出来ます。

出典:食べログ
また、地元産の新鮮卵の黄身を贅沢に使用した濃厚でとろける食感の「蒸っしゅプリン」も販売。手作りのため1日30個限定なので、早い者勝ち! 気になる方は早めに訪ねてみましょう。
あわら温泉情報処 おしえる座ぁ
住所:あわら市温泉1-1-1(あわら湯のまち駅舎内)
電話番号:0776-77-1877
冬の味覚といえば、やはりカニ。そして、旅には温泉がつきもの。そのどちらも満足させたいなら、あわら温泉がピッタリ!天然温泉に癒やされて、カニを頬張る。ちょっと贅沢な冬旅ができる福井県へ、ぜひお出かけください! ※越前がにがいただける宿泊プランは、宿の都合や漁の状況により変更または中止になる場合があります。詳細は予約時にご確認ください。