
金沢ひがし茶屋街でおすすめの観光スポットを厳選
加賀百万石の歴史を今に伝える町並みや建物、伝統工芸品の数々に海の幸。金沢を訪れる観光客にとっては、どれも魅力的なものばかり。中でも最近注目されているのが「ひがし茶屋街」。茶屋文化の歴史と、それに合わせて造られた建物。美しい出格子や石畳など昔ながらの風情を残しつつ、グルメやお土産・雑貨など最新のトレンドも発信し続けています。
今回は金沢ひがし茶屋街でおすすめの観光スポットを厳選してご紹介します。ぜひご参考にお出かけください。
地区内には140ほどの建造物がありますが、伝統的建造物はその内の約3分の2。建物をじっくり観察してみると、当時の人々の知恵がぎっしりと詰まっていることに驚かされます。
また、一般の人でも夜のお座敷を体験できる艶遊会も開催されます。(※2019年度は11月23日で¥22000、2020年は1月11・12日で¥28000。それぞれ料理・飲み物付きで30名定員・予約必須)
併設された茶室の『寒村庵』では、庭を眺めながら季節の和菓子や抹茶をいただくことができます。
また、金箔1枚を乗せた見た目も豪華なソフトクリームも販売。箔一は、金沢市内や富山・氷見市、東京・銀座などにもショップがあります。
美しい茶屋建築の建物を利用し、シックな装いのインテリアが落ち着く空間を演出しています。
また築100年以上の土蔵を、外壁に純金プラチナ箔・内壁に24Kの純金泊を使用した「黄金の藏」が中庭にあります。ぜひ見学していきましょう。
箔座ひかり藏内には、箸や四季皿などの箔押し体験が出来る箔座稽古処も。ただし日曜や祝日などは定休日となっているので、体験を希望する場合は曜日にご注意ください。
見ているだけでも楽しくなります。でもついつい買いたくなっちゃう素敵なお土産を、オススメ店と共にご紹介します。
2019年4月にオープンしたあぶらとり紙の専門店。箔一の系列店で、1976年に日本で初めて金箔打紙製法のあぶらとり紙を作った会社。
北陸産のもち米粉と徳島産の和三盆糖を使用。一見固そうな見た目とは裏腹に、口に含むとサラッと溶けるような食感が特徴。
直営の自社農場で、飼育が難しいと言われる天来烏骨鶏を育てています。烏骨鶏は卵をあまり産まないため、大変貴重。
その烏骨鶏の卵をふんだんに使った「烏骨鶏かすていら」は、ぜひお土産に買っていきたい逸品。
カステラというとパサパサするイメージを持つ方が多いかもしれませんが、「烏骨鶏かすていら」はそのイメージを払拭するしっとりさ。
和菓子の老舗で、代表的なのがきんつば。北海道の契約農家から仕入れる大納言小豆を使い、1つ1つ職人による手作業で作られています。
まだ静けさを保つ朝、観光客で賑わう日中、ライトアップされてより一層雰囲気が増す夜。 1日の中でも時間帯によって表情を変え、金沢の昔と今を感じられるひがし茶屋街。自分だけの景色を探しに、ぜひ足を運んでみてください。 ※営業時間や定休日・料金などは、お出かけ前に各施設へ必ずご確認ください。
ひがし茶屋街ってどんなところ?
もともとは金沢城下に点在していたお茶屋を、1820年に加賀藩が犀川の「にし」と浅野川の「ひがし」に町割りしてできた茶屋街。江戸から明治初期に花街として栄えました。
出典:KASBAH
当時のひがし茶屋街には、90軒ほどの茶屋があったと言われています。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、創設当時の茶屋様式を残す全国的にも貴重な存在。
ひがし茶屋街
電話番号:076-253-0087(ひがし茶屋休憩館)
ひがし茶屋街の町歩きポイント
まずはひがし茶屋休憩館へ行こう!
2004年5月に休憩所としてオープン。明治時代初期に建造された町家を、江戸時代の町家様式へ復元した建物を利用しています。
出典:ameblo.jp
館内にはひがし茶屋街をはじめ周辺観光地のパンフレットがあり、建物内の座敷や縁側も見学できます。無料で利用できるトイレや、雨の日の傘貸し出しサービスも。
出典:フォートラベル
ここには観光ボランティア「まいどさん」が常駐していて、無料でガイドをお願いできます。金沢やひがし茶屋街を訪れるのが初めてなら、ぜひ利用してみてください。ただ歩くだけでは知ることができない、ひがし茶屋街の歴史や建物について詳しい説明を聞くことができます。今も残るお茶屋を訪ねてみる

出典:まりひぇん日記
ひがし茶屋街では、「懐華楼」「志摩」の2ヶ所は必ず立ち寄りたい場所。「懐華楼」は1820年に建てられ、金沢では一番規模の大きい茶屋建築。
出典:kosublog
ひがし茶屋街の中心に位置し、金沢市の保存建造物に指定されています。建物内は鮮やかな朱色が美しい階段や金箔を使った畳の茶室など、非日常の世界が広がっています。 夜の宴席は一見さんお断りで、常連客の紹介がなければ通常は利用できません。しかし昼間の時間帯は内部の見学が可能。10:00~16:00の1時間おきに、1回10分ほどの建物見学ガイドを実施しています。

出典:しぃ散歩
囲炉裏のある併設の懐華楼カフェでは、金箔をあしらった黄金のくずきりやぜんざいなどが味わえます。見学料を含んだセットもありますが、カフェの利用だけでもOK。またショップでは工芸品やお土産も購入できます。
出典:レトロな建物を訪ねて
「志摩」も1820年に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。ほとんど手が加えられていないため、江戸時代からの姿を留めています。
出典:LINE BLOG
通りに面した高欄と張り出しの縁側、2階部分が高く造られている独特の様式。特に2階は客間として利用するため仕切り壁や物入れなどを省き、あくまで遊芸を楽しむための場所として造られています。
出典:野球ときどき風景写真
宴席の部屋には必ず「控えの間」が襖を挟んで隣接し、客が床の間を背にして座った時に「控えの間」が正面に来るよう配置されています。 宴席が始まる際に襖を開け、芸妓の舞や謡曲などが披露されます。他にも建物内には囲炉裏や井戸、帳場や庭などがあります。
お得なクーポンを利用しよう!

出典:Sheara The BorderCollie - blog
散策に便利な「和菓子&体験クーポン 金沢巧味」を、金沢駅構内の金沢駅観光案内所や市内の一部ホテルで販売しています。 5店舗から好きな2店舗を選んで和菓子が食べられる和菓子クーポンと、7つのメニューから1つ選んで体験できる体験クーポン、北鉄バス1日フリー乗車券が付いて¥2000。
出典:人生を長い旅と考えるなら
例えば金箔貼り体験だと通常1回約¥1500、1日フリー乗車券は¥500。これに和菓子を2つ選べるので、ちょっぴりお得になります。 選べるお店はひがし茶屋街だけでなく兼六園周辺にもあるため、広範囲に散策する予定ならぜひ利用してみて!1日フリー乗車券があれば、提示で割引になる施設もたくさんあります。
出典:フォートラベル
また「お食事&Barクーポン 金沢美味」もあり、こちらは¥1000・¥2000・¥3000・¥5000の4種類。購入した金額に応じたランチやディナーに使用できます。 中には通常料金よりもお得な値段設定や、ドリンクやデザートのサービス、クーポン限定のメニューなど観光客にはメリット大。寿司やおでん、洋食にカフェ、居酒屋にバーと全部で73のお店から選べます。
出典:ゆきふる
ただし¥5000の設定しか無いお店や事前に予約が必要なお店がありますので、行きたいお店・食べたいメニューを事前に確認しておきましょう。 もちろん出掛ける予定の日が定休日かどうかのチェックも忘れずに。どちらも有効期限は2020年3月31日まで。ひがし茶屋街で伝統工芸を知る
ひがし茶屋街では、金沢の伝統工芸に触れることができます。例えば、金箔。日本の金箔生産量の98%以上が金沢で作られたもの。
出典:フォートラベル
金箔には、純金に銀・銅を微量加えた合金を使用しています。10円玉硬貨ほどの大きさを畳4~5枚くらいまでの大きさに打ち、薄さは何と1万分の1ミリ(約0.1ミクロン)! 自分には関係ないと思う方もいるかもしれませんが、神社仏閣の修復や仏壇仏具・漆器の沈金など多くの美術工芸品に使われているので知らず知らずのうちに目にしていることも。
出典:金沢旅物語
金沢の伝統産業でもある「金沢箔」は金箔だけで無く、銀箔・プラチナ箔・洋箔・アルミ箔の計5種類があります。 ひがし茶屋街を散策していると、金箔を扱う工房やショップがたくさんあります。金箔をより深く知り、さらにお土産もゲットできるひがし茶屋街周辺のオススメスポットをご紹介します。箔一

出典:犬とキャンプ
ひがし茶屋街にある東山店では、女性に人気の高いコスメ類や民芸品など多彩なお土産が揃っています。

出典:つとつとのブログ
金沢西ICそばにある本店の箔巧館は体感型金箔総合ミュージアム。金箔1万枚以上を使った金箔の間や黄金の鎧兜の展示、金箔製造の工程を間近で見ることもできます。
出典:家元
絵はがきや小物入れ・手鏡などに金箔を貼る体験も出来ます。時間があれば、ぜひこちらへも立ち寄ってみてください。
箔一(東山店)
住所:金沢市東山1-15-4
電話番号:076-253-0891
箔座ひかり藏


出典:N氏の金沢ぶらり散歩日記
店内では金箔をあしらったテーブルウェアやアクセサリー・バッグ・雑貨などを販売しています。

箔座ひかり蔵
住所:金沢市東山1-13-18
電話番号:076-251-8930
金箔屋さくだ

出典:金沢旅物語
1919年創業の老舗。ひがし茶屋街に町屋店と茶屋街店、少し離れた場所に本店があります。
出典:金銀箔工芸さくだ
町屋店は2019年6月にオープンした新しいお店ですが、風情ある佇まいの茶屋建築と入口に置かれた金・プラチナを施した置物が印象的。 お土産にはグラスや食器類、オリジナルコスメ・あぶらとり紙・開運グッズなどがあります。
出典:ameblo.jp
本店では、年間1万人以上が参加するという人気の金箔貼り体験を1日4回開催。参加すればお店で利用できる割引チケットも貰えます。
出典:フォートラベル
また、女性用は金箔・男性用はプラチナ箔を貼り付けた建築用タイルを壁に利用した黄金の化粧室は必見!見れば、何だか運気が上がりそうな・・・。
金箔屋さくだ(町屋店)
住所:金沢市東山1-5-7
電話番号:076-208-4289
金沢市立安江金箔工芸館

出典:Twitter
国内で唯一となる金箔の博物館で、もともとは金箔職人の安江孝明氏が私財を投じて収集していた美術品や道具類を、北安江の金箔工芸館で展示していたのが始まり。
出典:さんち~工芸と探訪~
館内には金箔製造時に使う道具類や工程見本・美術工芸作品などを所蔵し、展示・公開しています。
出典:ニッポンドットコム
土産物店で見るものではわからない、金箔の奥深さを感じ取ることができる施設です。「金沢市文化施設共通観覧券」を購入すれば、お得で便利。
出典:ameblo.jp
安江金箔工芸館を含む17ヶ所の対象施設を、有効期間中に何度でも入館可能。(※1DAYパスポート¥520、3日間パスポート¥830)金沢で美術品や文学などをじっくり楽しみたい方なら、買っておいて損はありません。
金沢市立安江金箔工芸館
住所:金沢市東山1-3-10
電話番号:・076-251-8590
ひがし茶屋街でお土産探し

出典:Arrown
ひがし茶屋街を歩いていると、個性的なお店が目に付きます。昔ながらの建物に、トレンドを取り入れたお土産の数々。
あぶらとり紙専門店うつくしやの「あぶらとり紙」


出典:ヨシダ宣伝
金箔を作る際に間に挟む箔打紙が、京都では舞妓さんが化粧直しに使用していることからヒントを得たそうです。
出典:ameblo.jp
店舗面積9坪とコンパクトですが、約100種類のあぶらとり紙を揃えています。うつくしや限定の商品や金箔入り、リップ型とお土産に喜ばれそうなものがたくさんあります。
あぶらとり紙専門店うつくしや
住所:金沢市東山1-26-9
電話番号:076-253-1891
森八の「落雁」

出典:ameblo.jp
1625年創業と、390年以上の歴史を金沢の町と共に歩んできた老舗。森八の代名詞となる和菓子が、「長生殿」と名付けられた落雁。

出典:豆なブログ
ひがし茶屋街にあるひがし三番丁店や本店・近江町店では落雁の手づくり体験を開催。2日前までの予約が必要ですが、2名から体験可能。ぜひ自分で作ったものをお土産にどうぞ!
森八(ひがし三番丁店)
住所:金沢市東山1-13-9
電話番号:076-253-0887
烏鶏庵の「烏骨鶏かすていら」



出典:ameblo.jp
秋限定の栗かすていらは無くなり次第終了なので、見つけたら即買い必須です。デニッシュパンも人気があり、こちらも売り切れることがあるので購入できればラッキー!
烏鶏庵(東山店)
住所:金沢市東山1-3-1
電話番号:076-255-6339
中田屋の「きんつば」


出典:g-panの傍白
半分に割った時に現れる、ツヤツヤとした小豆の粒。仕込む際に粒を壊さないよう丁寧に作られているのがよくわかります。秋には能登栗を使った特選きんつば「毬栗」も発売。ゴロッとした栗がインパクト大!
出典:芹の恵み
甘味処・和味を併設し、きんつばのほかモンブランやシュークリームなど洋菓子もいただけます。散策途中の休憩にもオススメです。
中田屋(東山茶屋街店)
住所:金沢市東山1-5-9
電話番号:076-254-1200
ひがしやま酒楽の「地酒」

出典:はてなブログ
石川県産のアルコール類を揃え、その数は100種以上。日本酒だけでなく、焼酎やビール・ワイン・リキュールなどありとあらゆるアルコールがあります。
出典:note
1階に立ち飲みバーがあり、1杯¥500から試飲ができます。お酒に合うおつまみも充実していて、実際に購入したものを2階のフリースペースで味わうこともできます。
出典:N氏の金沢ぶらり散歩日記
とにかく酒類が多いので、豊富な知識を持つスタッフに好みを伝えてチョイスしてもらいましょう。きっと最適な商品に出会えるはずです。
ひがしやま酒楽
住所:金沢市東山1-25-5
電話番号:076-251-1139
まだ静けさを保つ朝、観光客で賑わう日中、ライトアップされてより一層雰囲気が増す夜。 1日の中でも時間帯によって表情を変え、金沢の昔と今を感じられるひがし茶屋街。自分だけの景色を探しに、ぜひ足を運んでみてください。 ※営業時間や定休日・料金などは、お出かけ前に各施設へ必ずご確認ください。