
長野県でイチオシの温泉旅館を厳選
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温泉旅行に行きたいと思ったとき、どんな基準で宿を選びますか?何でも揃う大型ホテル、海を眺められる露天風呂がある、車でも行きやすいアクセスとかですかね。

人それぞれ好みが分かれると思いますが、もし「秘湯」という言葉に惹かれるのであれば長野県への旅がオススメです!だからと言って、「何時間も歩かないとたどり着けない」というのはさすがにハードルが高すぎますよね。
【白骨温泉】白船荘 新宅旅館



出典:ameblo.jp
浸かるだけでなく飲用も可能で、特に胃腸病に効果が高いそうです。現在は11軒の温泉宿があり、日帰りで利用できるところも。その中でオススメしたい宿が白船荘新宅旅館。毎分あたり約250L、48.9度の自家源泉を持つ宿。全ての浴槽へ源泉かけ流し!

露天風呂付き客室や家族風呂で温泉独り占め!


白船荘 新宅旅館
住所:松本市安曇4201
電話番号:0263-93-2201
【仙仁(せに)温泉】花仙庵 岩の湯

予約困難でもリピーター率8割以上!
また室数の少なさに加え、お盆や年末年始など通常は宿にとってかき入れ時に定休日を設けているという珍しさ。スタッフが家族と過ごす時間やしっかりと体を休める時間を持てるため、モチベーションが高く保てるという利点も。
洞窟風呂で混浴にチャレンジ!?

出典:温泉JAPAN
名物となっている洞窟風呂は、ほかでは体験できないちょっとした探検気分が味わえます。混浴ですが、湯あみ着を着用するので女性でも安心。
出典:フォートラベル
また男女別の内湯と露天風呂、貸切風呂も4ヶ所あります。好きなときに好きなだけ温泉に入り、とにかくのんびりするのがこの宿の正しい楽しみ方。

出典:ameblo.jp
食事も、野菜や地の物を中心とした体に優しいメニューばかり。もしこの宿に予約が取れたなら、その旅は間違いなく最高に満足できるはずです。
花仙庵 岩の湯
住所:須坂市仁礼町3159
電話番号:026-245-2453
【地獄谷温泉】後楽館

出典:山とカメラと僕の覚書
わずか13室の宿ですが、ここ数年は海外からの観光客が殺到しています。それは、宿の目の前にある地獄谷野猿公苑に関係があります。「スノーモンキー」って??

出典:フォートラベル
「スノーモンキー」として、国内外問わず数々の雑誌やメディに取り上げられた温泉に入るニホンザルがいること。世界で最初に猿が温泉に入った場所で、特に冬の寒い時期に温泉に浸かるニホンザルを見ることが出来るのはここならではの風景。
お猿さんもウットリする天然温泉へ!

出典:旅は哲学ソクラテス
温泉は男女別の内湯と川沿いにある混浴露天風呂。そして、女性専用の露天風呂に家族風呂があります。源泉は高温のため加水しています。
出典:フォートラベル
内湯は共同浴場のようなレトロな雰囲気が楽しめ、開放感のある露天風呂からは天候に恵まれれば夜には満天の星が眺められます。
出典:ameblo.jp
冬期は上林温泉側の駐車場から30分近く歩く必要があります。そのため大きな荷物を避け、リュックサックが便利です。
後楽館
住所:下高井郡山ノ内町平穏6818-1
電話番号:0269-33-4376
【小谷温泉】大湯元 山田旅館

出典:Skima信州
大町市と新潟県糸魚川市を結ぶ国道148号線から、さらに県道を進むこと約15分。新潟県境にも近い、山あいにひっそりと佇む一軒宿。
これぞ秘湯の一軒宿!

出典:ameblo.jp
宿には元湯と新湯の2本の源泉があり、加温・加水をせず良質な天然温泉をかけ流しで提供。歴史ある建物の数々に興味津々!

出典:フォートラベル
温泉の素晴らしさに加え、山田旅館には江戸末期建築の本館を始め新館・新土蔵・前土蔵・薬師堂・浴室の6棟が国の有形文化財に登録されています。
出典:IGNITE
一昔前にタイムスリップしたかのような、どこか懐かしい雰囲気が味わえます。古くから療養を目的とした湯治場として親しまれてきた素朴な宿で、日本百名山の1つ雨飾山への登山基地として登山客にも人気です。
出典:ameblo.jp
通年営業していますが、豪雪地帯のため冬に出掛ける際は問い合わせをしてからがベスト。
大湯元 山田旅館
住所:北安曇郡小谷村中土18836
電話番号:0261-85-1221
【中の湯温泉】中の湯温泉旅館

出典:ameblo.jp
1915年創業の日本秘湯を守る会会員宿。この宿最大の特徴は、周囲を原生林に囲まれているため大自然を目一杯感じられること。
大自然に囲まれたぬくもり溢れる宿!

出典:温泉達人コレクション
自慢の温泉は単純硫黄泉で、源泉は53.5度とやや高め。浴槽へは加水をして42度ほどに保っています。男女とも内湯と露天風呂があり、日帰りでの利用も可能。
出典:フォートラベル
また宿泊者なら無料で利用できる家族風呂もあり、空いていればいつでも利用できます。
出典:フォートラベル
客室は落ち着いた和室で、夕食には名物の鴨鍋をはじめ山菜・岩魚など地の物を中心とした料理が出されます。石臼挽きの粉から作るそばも人気。豪雪地帯ならではの注意とは?

出典:フォートラベル
冬にはかなりの雪が降るので、お出かけの場合は注意が必要。冬季(11月中旬~4月下旬)は旧安房峠・中の湯入口でゲートが閉まるため、宿泊者のみ4WD+スタッドレスタイヤ装着車は宿まで行くことができます。送迎が必要な場合は予約時に確認しましょう。
中の湯温泉旅館
住所:松本市安曇4467
電話番号:0263-95-2407
【鹿塩(かしお)温泉】湯元 山塩館
標高750mという場所にも関わらず、海水とほぼ同じ塩分濃度の温泉が湧いています。

山深いこの地で塩が作れるワケとは?
諸説ありますが、2万年の長い年月を経て巨大なプレートによって運ばれて来たものが地表に湧き出したと考えられています。この宿も1873年からその恵みを利用した製塩事業を始め、1892年から温泉旅館として営業しました。

出典:koba.photo
現在でも山塩作りが行われ、大きな釜で煮詰めて精製・販売もしています。作れる数に限りがあるため、売店で見かけた時は即買いで!長湯したくなる眺めの良さ!


出典:しあわせ信州
料理は地元の野菜を中心に岩魚や鯉の甘露煮、冬にはジビエも提供されます。もちろん食材の味付けに手作りの塩は欠かせません。
湯元 山塩館
住所:下伊那郡大鹿村鹿塩631
電話番号:0265-39-1010
【葛温泉】温宿(おんじゅく)かじか

出典:ameblo.jp
槍ヶ岳を水源とする高瀬川の渓谷沿いに3軒の宿がある葛温泉。今から400年ほど前の慶長年間、飢饉の際に村人が葛の根を掘りに出掛けた時に偶然見つけたと言われます。
出典:温泉達人コレクション
安永年間の頃には葛温泉として開湯し、木屋・湯屋の2ヶ所を建てて入湯客を迎えたのが葛温泉の始まり。宿は少ないですが、湯量が豊富なため大町温泉郷へも引湯しています。広大な敷地にたった6室!

出典:温泉タビエル
温宿かじかは2万5千坪に、客室数はわずか6室。秘湯気分を味わえる贅沢な造りは大人のための隠れ家のようで、女性やカップルに人気。
出典:ameblo.jp
館内の至る所に木のぬくもりを感じ、床には温泉熱を利用した床暖房があるので冬でも足元はポカポカ。露天風呂で見る季節ごとの風景に大満足!

出典:ウィンターアロハ
宿には2つの自家源泉があり、露天風呂と内湯でそれぞれ源泉を使用。ほのかに硫黄の香りがする温泉を惜しげもなくかけ流し。
出典:長野Komachi
開放感たっぷりの露天風呂では季節の移ろいを、浴室全てに高野槙を使用した内湯では木の温かみも一緒に感じられます。 日帰りでも利用できるので、雰囲気だけでも味わいたい方はぜひ訪れてみて下さい。
温宿かじか
住所:大町市平2106
電話番号:0261-22-1311
【崖の湯温泉】薬師平 茜宿

出典:フォートラベル
鎌倉時代に起きた崖崩れの際に断層から湧き出したと伝えられ、崖の湯と言う名前もこのことから付けられたと言われます。
高所にあるから眺めもバッチリ!

出典:ameblo.jp
1881年頃から崖の湯温泉として開湯し、胃腸病や神経痛に効果が期待できる温泉。松本市街地から車で30分ほどの距離なのに、標高1000mの高所にあります。
出典:けいつー
そのため北アルプスの山々と松本平が一望できる薬師平茜宿は、眺望と温泉を一緒に楽しめるとあって人気。
出典:Twitter
圧倒的な開放感と山々の絶景を眺めながら入る露天風呂は、なんとも言えない幸福の時間。夜になれば満天の星が降り注ぎ、松本市街地の煌めく夜景も眺められます。味わい深い建物に興味がそそられます!

出典:なるほど秘湯の宿である。
ロビーには開業当時の旅館から移築した欅の床材を使用したり、骨董家具に囲炉裏などを置いたりとレトロな雰囲気が漂っています。 日帰りでの利用も可能なので、松本市での観光と合わせてぜひ立ち寄ってみて下さい。
薬師平 茜宿
住所:松本市内田3405
電話番号:0263-58-2141
【沓掛温泉】満山荘

出典:ameblo.jp
平安時代が起源とされ、その歴史は1200年を超える沓掛温泉。満山荘はもともと高山村もあった奥山田からこちらに移転したもので、昔からのファンも多い宿。
出典:フォートラベル
建物や客室の一部はリニューアルしていますが、当時の様子を残しつつオシャレなインテリアを配置するなどレトロモダンな雰囲気も人気。宿に到着したら、まずゴロ寝!?
チェックイン時には布団が敷かれているので、到着してからゴロゴロできるのも嬉しい。
出典:ameblo.jp
リニューアル客室はベッド、吊り下げ式チェアやロッキングチェアにソファなども置かれ好きな場所に腰掛けてのんびりと過ごせます。まるで化粧水のような温泉で美肌作り!


出典:ameblo.jp
のどかな田園風景を眺められる露天風呂や野天風呂で、チェックインからアウトまで何度も足を運びたくなります。
出典:Twitter
食事にもこだわりがあり、和洋取り入れてバランスよく仕上げています。旬のもの、地の物を中心として見た目にも美しく食欲がそそられます。
満山荘
住所:小県郡青木村沓掛434
電話番号:0268-49-2002
【中房温泉】中房温泉

出典:日産プリンス茨城
海抜1462mの燕岳登山口にあり、冬は雪が深くなるため4月下旬~11月下旬までの営業(※2020年は4月25日からの予定)。この宿ではとにかく温泉三昧が基本!

出典:フォートラベル
開湯は1821年と200年の歴史があります。ここはとにかく湯量が豊富で、地熱浴場や足湯を含む14ヶ所で温泉が楽しめます。1泊では制覇するのが難しいかも。
出典:温泉探訪
源泉は90度を超える高温ですが、泉質を保つため適温で提供できるよう水冷式・空冷式を採用。
出典:フォートラベル
全ての浴槽では加水・加温・循環などは一切せず、もちろん源泉かけ流しの100%天然温泉。 一部は混浴になっていますが、女性専用時間帯を設けているので安心して入れます。客室選びは慎重に!


出典:山と温泉と写真
宿の裏手にある焼山一帯は地熱が高いので、砂を掘って野菜などを埋めれば蒸し上がります。 ほかにもゆで卵を作る源泉もあり、手軽に蒸し・茹で料理が楽しめます。
中房温泉
住所:安曇野市穂高有明7226
電話番号:0263-77-1488
秘湯といっても、実に宿の形態はさまざま。昔ながらの湯治場の雰囲気を残すものや、家族連れや若い女性にも好まれるよう工夫していたり、一流旅館にも引けを取らないサービスであったり。 何より温泉そのものが良質であることは当たり前。ご紹介した宿の中で何か1つでもピンとくるところがあったら、ぜひ出掛けてみて下さい。 どの宿を選ぶべきか、旅のスタートはここから始まります。 ※料金や特典は、宿泊プランや曜日・旅行サイトなどにより異なります。 ※冬季休業の宿も。予約の際にご確認ください。