
京都の漬物屋を厳選5選
京都の漬物屋を厳選5選

京都の三大漬物をおさらい
柴漬(しばつけ)
茄子・紫蘇に手塩を振り、樽の中で長期熟成させた自然乳酸発酵の京漬物のことを柴漬けといいます。平安時代の滅亡後、この地に身を隠した建礼門院(平 徳子)は里民が差し出した漬物が好きになり柴葉の漬物が「柴葉漬け」になったという伝説があります。 本来の漬け方は茄子と紫蘇の葉で塩だけを用いて酸味は乳酸発酵によるだけで酢を使用していません。 現在この酢を使用しない製法のものは「生柴漬」「生紫葉漬け」などという名称で販売されることが多いです。 赤く染まる漬物から平家の名を何時までも残したいという思いが込められていて、現代でも胡瓜を含めての京都の漬物として残っています。千枚漬け

すぐき漬け

京都野菜を利用した酸茎菜あるいは酸茎蕪とも言われていました。
京漬物の老舗をご紹介
それでは次に京漬物の老舗を紹介したいと思います。京漬物にはたくさん種類があって味付けや色合いも様々なのでなかなか比較するのは難しいのですが、ここでは京都市内に本店のある老舗の漬物屋に限定します。各店舗は東京や大阪など大都市の百貨店に出店していたり、最近ではお取り寄せも可能になってはいるのですが、店舗で試食して購入できる店を紹介したいと思います。また、塩分を控えめにするなど現代風にアレンジした漬物も流行っているようですが、あくまで伝統的な漬物にこだわります。基本的には京都の三大漬物、しば漬け、すぐき漬け、千枚漬け、これらを主に扱っている老舗を対象にします。 京都では創業100年程度で老舗とは言えない、という意見もあるくらいですが、老舗の名に恥じない、なおかつ一流の味を提供し続けている、そんな5店を紹介します。 PR◆大藤(だいとう)
中京区の麩屋町通の南にある大藤は千枚漬発祥の店として知られています。創業は1865年で約150年の歴史を有します。京都御所の料理人であった初代が聖護院かぶらから千枚漬をつくったのが始まりです。現在も千枚漬けに対するこだわりには一筋ならないものがあります。冬になると多くの千枚漬けが出回りますが「大藤」の千枚漬けは上品で味わい深く、間違いがないです。
店名 千枚漬本家 大藤 麩屋町本店 (だいとう)
電話番号: 075-221-5975
住所 京都府京都市中京区麩屋町通り錦小路下る東側町528 千枚漬本家 大藤 麩屋町本店
営業時間 8:30~18:00 箱入りの販売は電話で予約 日曜営業
定休日 木曜日
◆村上重(むらかみじゅう)
京都の繁華街、四条河原町の南側に店舗があります。20年以上前の話になりますが、NHKの朝の連続テレビ小説「京ふたり」で老舗の京漬物屋がドラマの素材に取り上げられたことがあります。そのモデルになったのが「村上重」です。創業約180年、漬物石にこだわりがあるそうで、実際、漬物を口にしてみると、素材にしっかりと圧がかけられていることがわかります。 すっかり近代化された京都の町並みの中で、四条河原町の南にある本店の店舗を訪れるとちょっとした感動です。そこだけ100年前にタイムスリップしたかのような異空間です。和風の本店舗の隣には近代風のおしゃれなデザインのカフェがあります。いまや全国の高島屋に出店している村上重ですが、やはり本店を訪れて試食しながら旬の漬物を選びたいです。
店名 村上重本店
電話番号: 075-351-1737
住所 京都府京都市下京区西木屋町四条下る船頭町190 村上重本店
営業時間 <月~金>9:00~19:00 <土・日・祝>9:00~19:30 日曜営業
◆なり田(なりた)
すぐき漬けで有名な「なり田」の本店は、材料の産地に近い上賀茂地区にあります。周辺には上賀茂神社などもありますが、市の中心部からは少し離れた北部の地域にあたります。鈴の模様の描かれた暖簾には風情が感じられます。 創業は1804年ですが、それ以前からすぐき漬けをつくられていたそうで、現在もその伝統の味が引き継がれています。すぐきをそのまま漬けたものだけでなく、食べやすい「きざみすぐき」も重宝しますね。
上賀茂本店
住所:京都市北区上賀茂山本町35番地
電話:075-721-1567
◆近清(きんせ)

近清
住所:日本, 京都府京都市中京区古西町431
アクセス
◆地下鉄「四条烏丸」下車 徒歩10分,西へ2つ目の信号 西洞院通を北へ2筋目手前
◆阪急「四条烏丸」下車 徒歩10分,西へ2つ目の信号 西洞院通を北へ2筋目手前
◆市バス50番「四条西洞院」下車 徒歩5分,そのまま北へ2筋目手前
◆赤尾屋(あかおや)

店名:赤尾屋
住所:京都府京都市 中京区西ノ京池ノ内町16−6-1
電話番号:075-812-6690
いかがだったでしょうか?やはり、老舗というのは今まで長い年月を経て培っていた経験がありますので味も格別なものになっております。是非皆さんにも実際に行って食べていただきたいです。以上京都の漬物屋を厳選5選でした。 PR