
沖縄よりも暑い?大阪の夏の暑さは日本一

データが証明する、大阪の暑さ

< 8月の平均気温、都道府県庁所在地では大阪が日本一! >
いきなり衝撃的な公式データです。 気象庁のデータでは、全国都道府県庁所在地の8月の平均気温は、沖縄・那覇市の28.7℃を抜いて、大阪市は28.8℃! 日本一暑い大阪を証明する数字です。< 8月の最高気温の平年値も、大阪が上位に! >
8月の最高気温の平年値も、大阪は全国の中でも上位にランクインしています。 都市別では、大阪市・堺市・豊中市・枚方市・八尾市など大阪の主要都市が、上位10位以内の常連です。< 真夏日の日数も大阪がトップクラス! >
8月の中での真夏日(最高気温30度以上の日)の日数も、毎年、大阪は全国トップクラスです。 平均的には鹿児島とほぼ同率。 年間の真夏日日数では、夏が長い沖縄・九州よりも大阪は少ないですが、「暑い夏にとにかく暑い」のはやはり大阪、だと言えますね。< 夜も気温が下がらない大阪。熱帯夜ランキングでも常連! >
年間の熱帯夜日数では、元々気温の高い沖縄・鹿児島はもちろんのこと、その次にランクインするのは毎年決まって大阪と兵庫。 年によっては、沖縄を抜いて大阪が全国トップになることも。 昼間の暑さに加え、夜も寝苦しい暑さが続くのが、大阪の夏です。< 今年も暑い兆候>
今年2015年の大阪では、ゴールデンウィークの5月から既に暑い日が続出。 この5月の1カ月間に、30℃以上の猛暑日が、大阪市で6日間、枚方市では10日間もありました。 また25℃以上の夏日だと、大阪市ではなんと24日間。 ほとんど毎日、もう夏と言っても過言ではありません。< 年々暑くなる、大阪の夏 >
これらの大阪の暑さを示す数字、実は年々上昇傾向が続いています。 猛暑日も1980年代では約60日でしたが、2000年代に入ると150日以上と、2倍以上に増えています。 長い目で見た統計では、大阪の年間平均気温はこの100年で約2℃上昇してるとのこと。 この上昇率、実に全国平均の2倍のペースなんだそう。
大阪が暑い理由はコレ!

< 山地に囲まれ、熱がこもりやすい >
大阪は、北・東・南を山地に囲まれた盆地形の地形です。 しかも大阪平野自体がそれほど広くなく、三方の山地も都心から比較的近くまで迫っています。 そこへ西に開いた大阪湾から、西風に乗って熱気が流れ込みますが、山に囲まれ熱気の逃げ場がなく、熱は溜まってゆく一方になります。 また大阪湾自体も、海とは言うものの、そんなに広くありません。 大阪湾のすぐ西側には淡路島があり、南北には神戸や和歌山の山地が海岸のすぐ側にあります。 言わば、瀬戸内海の東端にある大阪が、大きな吹き溜まりのようになり、更にそこへ淡路島が蓋をしているようなイメージです。 このような地形的な事情が、大阪の夏を暑くしている最大の一因です。< 緑が少ない >

< 大都会ならではのヒートアイランド現象 >

< 瀬戸内式気候で雨が少ない >
