
北九州門司港レトロを半日で回る観光モデルコース
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海の幸や北九州名物のグルメも人気ですが、さまざまな文化施設やレジャースポットがあって、他県からの移住先としての人気が高まってきています。
北九州門司港レトロを巡る散歩動画
北九州門司港レトロを巡るコース順路


当モデルコースでは小倉駅を10時に出発する設定ですが、北九州門司港レトロを巡るコース詳細をみていきましょう!
北九州門司港レトロを巡るコース詳細

11時〜16時代の電車は本数に注意
門司港駅へはJR鹿児島本線使用して約15分で到着。小倉駅から門司駅に向かう電車は、8時台から10時台までは1時間に6本から7本運行しています。ただ、11時台から16時台までは1時間に2本から3本の運行なので、お気をつけてください。門司港レトロは徒歩で周りましょう!

JR門司港駅 10:15~10:25
門司港レトロに位置する門司港駅は、1891年に「門司駅」という名称で開設。現在、現役の駅舎で重要文化財に指定されているのは、東京駅とこの門司港駅だけ!


門司港駅は開業当時の設計図が失われていたため、宮内庁所蔵の設計図や、国鉄時代の職員が保管していた資料やカーテンのハギレなどに基づいて復元されたのだとか。

大正ロマンの装飾などをどうぞご堪能下さい。

門司港駅から北九州市旧大阪商船までは徒歩3分ほど
北九州市旧大阪商船 10:30~11:00


大正時代のロマンチックな建築物として北九州市旧大阪商船は門司港レトロの顔と言えますね。
わたせせいぞうギャラリー

出典:トクトククーポン
「わたせせいぞうと海のギャラリー」(ギャラリー入場料大人100円・小中学生50円)があり、原画の展示、クリアファイル、ポストカードなどが販売されてます。
北九州市旧大阪商船から北九州市旧門司三井倶楽部へは徒歩2分ほどの距離。
北九州市旧門司三井倶楽部 11:05~11:45
1921年に門司区谷町に三井物産門司支店の社交倶楽部として建てられものを1994年に門司港レトロが整備される際に移築。大正期の建物の特徴がはっきりわかる建築様式は国指定重要文化財です。
ハーフティンバー様式というヨーロッパの木造建築工法だそう。
アインシュタインメモリアルルーム

ノーベル物理学賞を受賞した43歳のアインシュタイン博士が講演で福岡を訪れ夫婦で4日ほど宿泊した場所。
林芙美子書斎
「放浪記」で有名な女流作家林芙美子の資料が揃った4室にわたる「林芙美子記念室」(記念室入場料 大人100円・小中学生50円)。150点ほどの資料と60枚ほどのバネルで林芙美子の作品や生涯を紹介しています。
林芙美子の書斎が再現されているところが見どころ。
三井倶楽部

出典:三井倶楽部
1階にあるレストラン「三井倶楽部」は和洋折衷の料理がいただけますが「よこすかカレーフェスティバルご当地カレー部門」でグランプリを受賞した焼カレーが有名。
中でも「海鮮焼カレーセット」(1490円/カレー・コンソメスープ・サラダ・漬物・バナナゼリー・コーヒー)は数ある焼カレーの中でも別格!

北九州市旧門司三井倶楽部から門司港レトロクルーズの乗り場まで、海峡ブラザの敷地内を通って3分ほどで到着
門司港レトロクルーズ 遊覧船サンタ号 12:00~12:15
約15分という短時間のクルーズ。広々とした海上から門司港レトロの全体の光景を眺められるでしょう。
関門橋もすぐそばまで寄って眺められる、どなたにも楽しめるクルーズ。幅広い年齢の方におすすめできます!
サンタ号から見た門司港レトロ
出港時間はおおむね30分間隔ですが、集客状況によって少し前後するそう。この観光モデルコースでは、12時に出港する設定です。
サンタ号を降りて、すぐ目の前が海峡ブラザですが、下船にかかる時間を考えて、海峡ブラザに到着するまでに10分の余裕を持たせました。
海峡プラザ (昼食・体験・ショッピング)12:25~14:25
海峡プラザは、海産物店・レストラン・雑貨店・お土産店などが多数ある西館・東館からなる複合商業施設のこと。
今回のモデルコースでは、こちら海峡プラザで昼食をいただきます。飲食店が7店舗あるので、昼食選びに苦労することは少ないでしょう。

名物の焼カレーを出すお店がいくつもあるので、焼カレーが食べたい人も困ることなく楽しめるかと!
元祖瓦そば たかせ門司港レトロ店

出典:瓦そば たかせ
こちらは山口県下関発祥の日本瓦の上で茶そばを焼いた「瓦そば」(1000円)がメインのお店。スライスしたウナギをご飯に乗せた「うなめし」(2160円)も人気
筆者としては、ランチの時間帯限定の「瓦そばうな茶セット」(2200円)、もしくは、「瓦そば2人前とうなめし1人前」(4536円)が、名物が両方食べられるのでおすすめ。
瓦そばとうなめし
そのほか、白子豆腐(432円)、ふぐの唐揚げ(864円)、ふぐ皮サラダ(874.円)などの単品もあるので、もう少し食べたい、というときにどうぞ。ナンダン
名物の「焼カレー」(680円)も提供しているインド料理のお店。カレーの辛さがお子様用の1から激辛の8の中から選べます。
こちらの焼カレーは、イカ・エビ・アサリが入ったシーフードピラフの上にカレーとチーズがたっぷり乗せられていて玉子がないタイプです。
焼カレーとナン

出典:rubese.net
ランチメニューは、チキン・ベジタブル・シーフード・日替わりの4種類。ナンまたはライスとサラダがついて各850円とリーズナブル。ナンは100円アップで、チーズナン・ガーリックナン・スウィートナン・バダミナンに変更可能。
タンドリーチキン、シークカバブなどの一品料理もあるので、本格的なインド料理が楽しめるでしょう。
門司港レトロ食堂
焼きカレーのセットメニュー(カレー+サラダとデザート)だけで5種類あり、カレーは30種類のスパイスを使った本格派。 スタンダードな「焼きカレーセット」(1080円)。お子様でも食べられる「甘口焼カレーセット」(1080円)。珍しい「くじら焼きカレーセット」(1280円)。全国コロッケコンクールで金賞をとった「金賞コロッケ焼きカレーセット」(1280円)。特産のフグが入った「ふぐ焼きカレーセット」(1280円)など。ちゃんらー
さらに、門司港発祥のうどんの出汁にちゃんぽん麺を入れた「ちゃんらー」(680円)、小倉発祥「焼うどん」(680円)、北九州名物ぬか(じんだ)で魚を煮た「じんだ煮定食(1080円)など、北九州市の名物も。 このほか、定食類が、9種類のおかずがついた「レトロ定食」(1480円)、クジラの赤身カツがついた「くじら定食」(1080円)など10種類、「お子様ランチ」(640円)、「お子様うどん」(640円)、洋食のビーフシチューセット(1380円)、オムハヤシセット(1080円)などなど多くのメニューがあってお子様からご高齢の方まで楽しく食事できるお店。MOJISHO
九州B級グルメグランプリ3年連続1位の「伊萬里牛ハンバーグ」をはじめ、松尾勝馬牧場生産の「伊萬里牛」を使用した料理を提供しています。祈り牛焼カレー

門司港レトロ コミュカフェ

出典:食べログ
ジェラードやクレープ、ケーキ、ソフトドリンクの種類が多いカジュアルなお店。門司港らしく、バナナを使った「バナナチョコクレープ」(450円)、「バナナジュース」(390円)などの他、フードメニューも充実。焼カレー

出典:食べログ
スパゲティやたこ焼き、北九州名物の、小倉焼きうどん研究会のレシピで作られた正統派の「小倉発祥焼きうどん」(650円)、白ごはんにカレーをかけて、チーズと温泉卵を乗せたタイプでどなたでも食べやすい味に仕上がっている「門司港名物焼カレー」(800円)、焼きカレーをクレープで包んで食べる珍しい「焼きカレークレープ」(600円)などがいただけるカフェです。
- 門司港オリジナルのバナナのスイーツも扱っている「門司港レトロ菓子館」/「Retfon」(レトロン)/「菓舗にしはら」
- フグの形をした最中の「梅園」
- 試食OKの干物店「じじや」
- フグのお茶漬けやフグ料理セット、トラフグの唐揚げを売るフグ専門店「日高本店」
- フグ蒲鉾の「なかうめ」
- 北九州市名物の「平塚明太子専門店」
- 明太子こんにゃくの「赤い恋人」を販売している「かば田」など

モデルコースでは、オリジナルグラス作り又はオリジナルオルゴール作りのいずれかの体験を1時間行う設定にしています。
赤煉瓦ガラス館「エッチング体験」

出典:門司港レトロ 海峡プラザ
「サンドブラスト技法」で絵付けする体験です。これは気に入ったガラス製品を選び、圧縮空気で専用の砂を吹き付けてガラスの表面を削るもの。指導を受けながら作るので、安心安全ですね。オルゴールミュージアム門司港「オルゴール作り体験」


海峡ブラザから北九州市旧門司税関までは5分ほどです。
北九州市旧門司税関 14:30~15:00
明治45年(1912年)に2代目の門司税関の庁舎として建設された瓦ぶき2階建構造のレンガ造りの建物を、平成3年(1991年)から4年かけて外観の復元を行いました。平成19年(2007年)に近代化産業遺産に認定されています。吹き抜けになっているエントランスホールを入ると、常設の門司税関広報提示室があって密輸の方法やイミテーショのンブランド品の展示物などがあり、巧妙なワザに驚いてしまうかもしれません。フルーツファクトリームーンデレトロ

出典:ことりっぷ
1階にある「Fruit factory Moon de Retro」(フルーツファクトリームーンデレトロ)では、テラス席ではレトロな雰囲気。 店内では白壁のバカンス気分を感じながら「焼きバナナパルフェ」(790円)、「レトロジュレ」(780円)、「パニーニ」(680円)などをいただけます。
「フルーツサンドイッチ」(380円)、「ジャム」(380円)、「フルーツシェイク」(550円)、「ドライフルーツ類」(335円~)はテイクアウトできますから、散策のお供にいかがでしょうか。

北九州市旧門司税関から門司港レトロ展望室へは3分ほどで到着します。
門司港レトロ展望室 15:10~15:40
黒川紀章氏が設計した103mの高層マンション「レトロハイマート」の31階にある、約270度パノラマの展望室です。足元もガラス張りなので、怖がりの方はお気を付けくださいね。展望室からの眺望
マンションの屋上に設置されたデジタルカメラを操作して鮮明な画像を見れる「デジタル望遠鏡」や情報潜望鏡の「アイステア」などの最新設備が整っていて、ゲーム感覚も楽しみながら、門司港レトロの全景や関門海峡、門司市街地を眺めてみましょう。 カフェ「AIR’S CAFÉ」もあるので、座って景色を眺めながら飲み物やスイーツを楽しめます。九州鉄道記念館 15;50~16:50

鉄道好きの方はもちろん、あまり興味もない方も、一度は来ていただきたい施設がこの九州鉄道記念館。

誰しも一度は憧れた電車の運転は、門司港から折尾間の実際の風景を見ながら運転シミュレーター(1回200円)で体験できますのでぜひどうぞ!速度を上げて行くと景色が流れる速さが違うので、本当に運転しているようでワクワクすること間違いなし。

九州鉄道記念館から門司港駅までは徒歩7分なので、17時には到着。北九州門司港のモデルコースでは、待ち時間を考慮して17時30分頃に小倉駅到着と設定。お疲れ様でした!