
北九州エリアを1日で回る2つの観光モデルコース
近代化遺産を巡る北九州堪能コース
コース順路
小倉駅→門司赤煉瓦プレイス→東田第一高炉跡→官営八幡製鉄所眺望スペース→いのちのたび博物館→皿倉山→小倉駅コース詳細

小倉駅を10時にレンタカーで出発する設定です。小倉駅から国道199号線を経由して15分ほどで門司赤煉瓦プレイスに到着します。
門司赤煉瓦プレイス 10:20~12:00

出典:YouTube
入り口付近に、北九州出身のイラストレーターわたせせいぞう氏の壁画がある門司赤煉瓦プレイスは、平成12年(2000年)まで、サッポビール九州工場醸造施設として稼働していた建物。 国の重要文化財であり、近代化産業遺産にも認定された九州初のビール工場「旧サツポロビール醸造棟」、大正2年(1931年)に建てられた「北九州市門司麦酒煉瓦館」、大正6年(1935年)に建てられた「赤煉瓦写真館」などを残して、資料館や飲食店として存続させていて、重厚感のある赤煉瓦の建物群は、レトロな情緒たっぷり。
出典:門司赤煉瓦プレイス
「北九州市門司麦酒煉瓦館」では、サッポロビールの歴史をたどる展示では、サクラビールの時代からサッポビールへと名を変えていくラベルの変遷や、ポスターの展示があります。
ギャラリーや雑貨店もあるので、お買い物も楽しめますよ。

Café de Brique(カフェドブリック)


出典:ホットペッパーグルメ
オープンテラスがあるので、天気が良い日は景色を楽しみつつ食事ができるでしょう。 メニューは、カレーやパスタの他、ハンバーグのセットなど。
メニュー例 スパイシーカレーライス、カレードリア、エッグハッシュドビーフ、鉄板ハンバーグ(ライス・サラダ付き)、豚ロースしょうが焼き、海老のアメリケーヌパスタ(バゲット・サラダ付き)など
BRICK HALL(ブリックホール)

出典:食べログ
サッポロビール醸造棟をリノベーションした店内は、異国情緒が感じられる雰囲気抜群の内装。
出典:トリップアドバイザー
ランチには、ココナッツカレーランチ(ラッシー・サラダ付き)やハンバーグランチ(9品の小鉢・ジェラード・ドリンク付)、パスタランチ(サラダ・ジェラート・ドリンク付き)などがいただけます。
次の目的地のTOTOミュージアムへは、国道199号線を経由して、約20分。
TOTOミュージアム 12:20~13:20

出典:TOTO
1917年創業のTOTOのものづくりや、水まわり品の歴史、製品の発達などについて展示されているTOTOミュージアム。映像での説明があり、衛生陶器の進化の過程や、新製品を完成させるために人々が奮闘する姿を描いていて見ごたえがあります。
出典:ameblo.jp

ですから、ちょっとヒトに話したくなる知識を学ぶことできますね。

都合によって開館時間や休館日が急に変更となる場合があるので、事前に開館しているかどうか確認をしておく方が無難かも。

TOTOミュージアムから東田第一高炉へは国道3号線を経由して20分ほど。東田第一高炉から官営八幡製鉄所眺望ベースへは5分、そこから、いのちのたび博物館へも5分ほど。
東田第一高炉跡 13:45~14:15

出典:ぐるリッチ!北九州
近代製鉄発祥の地である官営八幡製鐵所は1901年に操業を開始。2015年に登録された「明治日本の産業革命遺産」の一部。現在は、東田第一高炉の一帯を史跡公園として公開しています。
出典:ぐるリッチ!北九州
公園内に八幡製鐵所の歴史を知れるパネルや銑鉄を運搬する貨車などを展示し、迫力がある高炉の内部を詳しい解説板を読みながら鑑賞できるでしょう。
高炉の内部といっても、全部を覆っている屋内になっているわけではないので、雨の日には合羽かカサの用意をおすすめします。
官営八幡製鉄所旧本事務所眺望スペース 14:20~14:35

出典:スターフライヤー
「明治日本の産業革命遺産」の一部である官営八幡製鐵所の関連施設は、現在も稼働している製鐵所の坑内にあります。一般公開されていないですが、同年に設置された、この眺望スペースから旧本事務所を見れます。入り口に記念撮影用のボードがあるので、記念撮影に最適。北九州市いのちのたび博物館 14:40~16:40


出典:スナップレイス
「アースモールと多様性館」は、全長35mの巨大なセイスモサウルスの骨格標本をはじめ、頭上には翼竜や首長竜、ステゴサウルス、トリケラトプスが並んでいて、迫力満点!毎月イベントがあるので、訪れた際に珍しいイベントが開催されているかも。
じっくり見て回ると3時間以上かかる、という博物館ですが、このモデルコースでは見学時間2時間の設定に。

いのちのたび博物館から皿倉山へは国道3号線を経由して35分ほどで到着
皿倉山 17:15~18:30

出典:フォートラベル
非営利団体「新日本夜景・夜景100選事務局」によって、「新日本三大夜景」のひとつに。また、「日本の夜景100選」にも認定された、北九州トップの夜景スポット。
山頂から眺める夜景は、さすが選ばれるだけあって素晴らしいものです!車両でのぼれるのは、皿倉平までで山頂までは上れないので、ケーブルカーで約6分、スロープカーで約3分乗り継いで下さいね。
天空ドーム

出典:たびらい
山頂には恋人の聖地に認定された、内部にハート型のモニュメントがある天空ドームという建造物があり、データスポットとしても人気。展望台にはレストラン「Cafeマウンテン」」があって、コーヒー、紅茶以外に、パンケーキ、ケーキ、そば団子などの甘味、ざるそば、焼カレーなどの軽食をいただきながら景色を眺められます。
モデルコースでは、夜景を楽しんでいただくため、ケーブルカーとスロープカーの運転時間が遅くまである、土日祝日に皿倉山に登る設定にしています。

皿倉山から小倉駅までは北九州都市高速道路を使って45分ほどで到着しますので、20時頃に小倉駅構内到着です。
春限定おすすめグルメと藤を楽しむ北九州モデルコース
コース順路
小倉駅→合馬観光たけのこ園→河内藤園→門司港レトロ→三井倶楽部→小倉駅コース詳細

小倉駅をレンタカーで9時30分に出発し、国道199号線と県道61号線及び北九州都市高速道路を経由して約25分で合馬観光たけのこ園に到着します。
合馬観光たけのこ園と合馬竹林公園 10:00~12:30

出典:食べログ
春限定の旬の味覚「合馬のたけのこ」。えぐみが少なく柔らかい、質の良いたけのこを産出する合馬地区は年々知名度が上がっており、関西の料亭でも使われることが多くなっています。
その合馬のたけのこの、採れたてならではの特別な料理を「合馬茶屋」でお召し上がりください。

開店の1時間ほど前から行列ができるという人気料理なので、お店に早く着いていないと食べ損なう可能性大!このモデルコースでは10時30分のお店の開店時間より30分前に到着できるように設定しています。

市販のたけのこを刺身にするには採ってから時間がたっているためアク抜きの行程が必要。さらに湯がかなくては食べられませんが、「合馬茶屋」では収穫直後のものを提供するため生食が可能です。めったに食べられない生のたけのこをぜひどうぞ。

出典:Twitter
御食事のあとは、車で5分ほどの場所にある「合馬竹林公園」に向かいましょう。約1.2ヘクタール(東京ドームの4分の1)の散策路は、約150種の竹・笹などが鑑賞できるように整備されています。
珍しい種類の竹もあるので、食後のお散歩にいかがでしょうか。

このモデルコースでは、竹細工などを作る体験時間も含めての滞在時間の設定に。合馬竹林公園から河内藤園へは県道61、62号線経由で約25分
河内藤園 13:00~15:00

出典:ラジカルな日常
アメリカのCNNが「日本の最も美しい場所31選」に選んだことで有名になった、個人が運営する藤の絶景スポット。有名になりすぎて観光客が急激に増えたため交通渋滞の原因になってしまいましたが、チケット予約制になって問題が解消。4月下旬からゴールデンウイークにはコンビニでのチケット購入が必要。
チケットでは2時間ごとの入園時間指定式なので、モデルコースも滞在時間を2時間と設定しています。

出典:ZEKKEI Japan
購入時のチケット代金は500円ですが、開花の状況によって入園料が異なります。約306㎡に広がる大藤棚、80mや100mの藤のトンネル、22種類の藤など、いわゆる藤の名所と呼ばれているところとはまったく趣が異なる色の洪水に驚くこと間違いありません。
非常にSNS映えするため写真を撮りたくなりますが、夢中になるあまり藤を傷めないようどうぞ気を付けて撮影して下さいね。

河内藤園か北九州都市高速道路を経由して40分ほどで門司港レトロに到着します。車での移動なので、少し離れた位置の建物を訪れる設定に。
門司電気通信レトロ館 15:40~16:10


出典:あっち!こっち!どっち?
明治から平成にかけて使われてきた、大人は懐かしく子供には珍しくて新鮮な、黒電話から初期の大きなバッテリーを使用する携帯電話のショルダーホン、公衆電話などの貴重な電話機、通信機器が展示されていて、電話交換手の体験もでき、記念写真コーナーも。松永文庫 16:20~17:00

出典:ぐるリッチ!北九州
故松永武氏が集められた12,000点を超える映画・芸能に関する貴重な資料を展示している資料館。これらの資料(スチール写真をはじめ、シナリオ・新聞記事・映画情報誌・パンフレット・ポスター・映写機・アニメーション撮影台など)が北九州市に寄贈され文化施設として一般公開されています。
その内容は、学術関係からも問い合わせが来る豊富さ。めったに見られないものも多数。
港ハウス 17:10~18:00

出典:門司港レトロ案内
北九州市の特産品や名産品などのお土産数ナンバーワンを誇る、北九州観光コンベンション協会直営の「北九州おみやげ館」。そして、ふぐ蒲鉾で有名な蒲鉾専門店「なかうめ」、雑貨店とハンドメイドの「スマイルハウス」、フグやウニなどの海産物、レトルトの焼きカレーなどを扱う「わらべ」の3店が入っている「かいもん市場」。
出典:kanmon.info
北九州エリアの物産はもとより、山口県のお土産も揃うので、ゆっくりお選び下さい。
このモデルコースでは、ディナーまでいただいて帰路につく設定。
三井倶楽部 18:10~19:30

出典:食べログ
北九州市旧門司三井倶楽部1階にあるレストラン「三井倶楽部」は、和洋折衷の料理が中心。中でも「よこすかカレーフェスティバルご当地カレー部門」でグランプリを受賞した「海鮮焼カレーセット」(カレー・コンソメスープ・サラダ・漬物・バナナゼリー・コーヒー)は数ある焼カレーの中でも別格。タマネギとニンジンが入ったバターライスを瓦の皿に入れて、フグ・エビ・イカ・ジャガイモ・ワイン漬けのバナナフリット・卵・チーズをのせて焼いた、ここでしか食べられない味に仕上がっています。
しかし、実はこちらでは「ふぐ料理」が提供されている、ちょっとした穴場スポット。観光で訪れる人はランチに訪れることはあっても、こちらのディナーでふぐ料理を、と考えることはあまりないそう。

出典:ホットペッパーグルメ
ちなみに、関門では「ふぐ」とは呼ばず「ふく」と呼ぶので、メニューにも「ふく」と書かれています。「ふく大皿会席」)、「ふく和会席」、「ふく洋会席」、「ふく大皿洋会席」などなど多くのメニューがあり、高級なイメージが強いふぐ料理を比較的リーズナブルにいただけます。
クラシックな洋館の雰囲気の中での「ふく料理」は、きっと満足できるものとなることでしょう。

門司港レトロから小倉駅までは国道199号線を経由して約30分で到着。レンタカーの返却などの手続きをして、小倉駅構内へは20時15分到着予定