レンタカーで巡る北九州のオススメ観光スポット
福岡市に次いで、福岡県第二の都市として発展を続ける北九州市。福岡県＝博多のイメージが強く、北九州市をじっくりと観光で訪れたことが無い方も多いかもしれません。
しかし歴史あり自然あり地元グルメありと、観光地としてなかなかのポテンシャルを秘めています。
一人旅でも充分満喫できる北九州のオススメの観光スポットをご紹介しますので、まだ行ったことが無い方はその魅力を探りにぜひお出かけください。
まっすぐに伸びたホームには、駅によく見られるベンチも自動販売機もありません。「もじこう」と記された案内板が、どこかノスタルジックな世界へと導く入口のように思えます。
当時の様子を垣間見れる場所がいくつかあり、駅が誕生した頃を知らなくても何故か懐かしさを感じさせます。
１階にあるスターバックスは、門司港の雰囲気にピッタリな落ち着いた空間。旧三等待合室に、駅舎の復原工事の完成に合わせてオープン。
高級料亭として１９３１年に建てられた三宜楼は木造３階建て。現存する料亭建築として九州最大規模を誇ります。１９５５年に料亭廃業後には建物の存続が危ぶまれましたが、地元有志により所有権を取得。
その後北九州市に寄贈され、現在はフグ料理がいただける三宜楼茶寮として利用されています。
途中に、出光美術館駅・ノーフォーク広場駅の２つの駅があります。片道は大人￥３００ですが、１日フリー乗車券￥６００がオススメ！
九州鉄道記念館や出光美術館などの入園チケットを持っていれば、同じ１日フリー乗車券の潮風号きっぷが￥５００で購入できます。
日本各地や世界にも多くの建築物を手掛けた日本を代表する建築家・黒川紀章氏が設計した、高層マンション・レトロハイマートの３１階にあるのが門司港レトロ展望室。高さ１０３ｍにあり、門司港レトロの町並みや関門海峡などを眺められます。天候に恵まれれば、下関や遠く日本海まで望めます。
北九州は、博多から遠いと思っていた方も多いかもしれません。しかし北九州空港からは、高速道路を利用すればわずか１時間。 見どころもたくさんあり、のんびりとしたい一人旅にはピッタリ。もちろんカップルや家族連れでも文句なく楽しい場所なので、ぜひ週末や連休を利用してお出かけください。 ※営業時間や定休日・料金などは、お出かけ前に各施設へご確認ください。
北九州空港を利用したくなる理由
福岡空港に比べると路線は少ないですが、スターフライヤー・ＪＡＬが羽田・那覇に就航している北九州空港。 門司港周辺はもちろん、大分県の別府温泉方面へ行く場合にも便利な空港。福岡空港から約２時間かかるところ、北九州空港なら約１時間３０分。 レンタカーは、１階ロビーにトヨタ・日産・バジェットなど各社の受付カウンターがあります。福岡空港ですと送迎バスで営業所まで移動する必要がありますが、北九州空港の場合は隣接の駐車場にレンタカーが用意されているのですぐに出発できます。
出典：ameblo.jp
福岡空港と比べるとコンパクトで使いやすく、それでいて九州各地のお土産が揃うお店やレストランもしっかりあります。とんこつラーメンの美味しい山小屋もありますよ！ レンタカーの手続きが済んだら、早速北九州の観光へと出発しましょう！門司港レトロエリアを歩く！
出典：フォートラベル
年間２００万人以上が訪れる、北九州を代表する観光スポット。明治後期から昭和初期に横浜・神戸とともに日本三大港の１つとして栄えた門司港は国際貿易の要となる重要な拠点でした。 早くから大手商社や銀行などの支店も建てられたこと。現在も町の中には当時の面影を残す建物が多く見られます。 お散歩しながら歴史を感じる建物を眺める、そんな楽しみ方が似合う町です。
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北九州空港からレンタカーで約５０分、高速道路を利用すれば約３５分。アクセスもいいため、北九州に到着したらまずは最初に訪れたい場所。 ここでは門司港レトロエリア。ぜひ見ておきたい観光スポットをご紹介します。レンタカーを駐車場に停めて、のんびり歩いて廻りましょう。門司港駅
１９１４年に現在の門司港駅が門司駅として駅舎が誕生して１００年が経ち、６年という長い復原工事を終えて２０１９年３月に新しくなりました。 趣は建設当時のままで、木造２階建てネオルネサンス様式。正面から見たときの左右対称の姿が、美しくも堂々とした風格を醸し出しています。 １９８８年には、鉄道駅舎として初めて国の重要文化財に指定。現在使用されている駅舎として国の重要文化財に指定されているのは、この門司港駅と東京駅だけ。
まっすぐに伸びたホームには、駅によく見られるベンチも自動販売機もありません。「もじこう」と記された案内板が、どこかノスタルジックな世界へと導く入口のように思えます。
当時の様子を垣間見れる場所がいくつかあり、駅が誕生した頃を知らなくても何故か懐かしさを感じさせます。
１階にあるスターバックスは、門司港の雰囲気にピッタリな落ち着いた空間。旧三等待合室に、駅舎の復原工事の完成に合わせてオープン。
出典：食べログ
店内のインテリアや装飾もレトロな雰囲気が漂い、列車のヘッドマークを模した歴代のスターバックスのロゴマークも掲げられています。 ８：００から営業しているので、門司に宿泊してここで朝のコーヒーをいただくのもいいかも。歴史的建造物巡り
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門司の町を歩いていると、歴史を感じる建物がいっぱい。１９１７年に建てられた旧大阪商船は、建物の角に八角形の塔を乗せた独特の形。 アーチ型の窓を施し、外壁にはオレンジ色をあしらうなど今見てもオシャレ。１階にわたせせいぞうギャラリーがあります。
出典：Extreme Travel - はてなブログ
国の重要文化財に指定されている旧門司三井倶楽部は、三井物産の宿泊施設として１９２１年に建設されました。あのアインシュタインも宿泊したことがあるそう。 １階にあるレストラン三井倶楽部では、フグを使ったメニューや門司名物の焼きカレーも味わえます。
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赤レンガ造りの旧門司税関は、１９１２年の建造。日本で７番目の税関として１９０９年に発足し、１９２７年まで税関庁舎として利用。 その後民間へと払い下げられ、空襲などの被害も受けて荒廃。１９９１年から４年の工事を経て、１９９５年に建設当時の姿へ生まれ変わりました。
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中国の大連市との友好１５周年を記念して、１９９５年に建てられた大連友好記念館。 歴史は浅いのですが、１９０２年にロシア帝国が大連市に建築した東清鉄道汽船事務所の建物を模しています。 三角屋根や煙突などが特徴。１階にレストラン、２階は休憩スペース
高級料亭として１９３１年に建てられた三宜楼は木造３階建て。現存する料亭建築として九州最大規模を誇ります。１９５５年に料亭廃業後には建物の存続が危ぶまれましたが、地元有志により所有権を取得。
その後北九州市に寄贈され、現在はフグ料理がいただける三宜楼茶寮として利用されています。
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赤レンガ造りが特徴の九州鉄道記念館は、２００３年にオープン。１８９１年に九州鉄道会社の本社屋として建設された建物。明治時代に入ってから九州で製作された木造客車や列車の模型や資料・駅員の歴代制服・ヘッドマークなど鉄道ファンには堪らない展示内容。 屋外にも九州各地で活躍した蒸気機関車や特急列車など、歴代の実物車両も展示されています。海峡プラザ
出典：旅のときめき
周辺に歴史的建造物もあるので、散策の途中に立ち寄りやすい立地にある海峡プラザ。 門司や周辺地域のお土産物にグルメなど、３０以上の店が集まっています。地元ならではのグルメを楽しめ、また海産物やお菓子などお土産探しも楽しくなります。 門司を訪れるたくさんの観光客でいつも賑わっています。海峡プラザ駐車場・門司港レトロ駐車場なら、海峡プラザでの食事やお土産店利用￥２０００以上で１時間、￥４０００以上なら２時間駐車料金が無料に。
営業時間や定休日は各店舗により異なるので、詳しくは海峡プラザＨＰでご確認ください。
門司港レトロ観光列車 潮風号
青いボディーカラーが美しい観光トロッコ列車。九州鉄道記念館駅と関門海峡めかり駅を結ぶわずか２.１ｋｍの潮風号。
途中に、出光美術館駅・ノーフォーク広場駅の２つの駅があります。片道は大人￥３００ですが、１日フリー乗車券￥６００がオススメ！
九州鉄道記念館や出光美術館などの入園チケットを持っていれば、同じ１日フリー乗車券の潮風号きっぷが￥５００で購入できます。
出典：フォートラベル
時間に余裕があれば、一緒に下関まで行ってみませんか？レンタカーを門司に置いて、下関まで足を延ばす小旅行が楽しめちゃう関門海峡クローバーきっぷが便利でお得。潮風号に乗り、関門人道トンネルを通り、サンデンバス・関門汽船を利用して門司と下関をぐるりと廻れるでしょう。潮風号の運行は３月中旬～１１月下旬の土日祝日と春休み・夏休み・ゴールデンウィークの期間なので、乗車予定の場合は運航日に注意が必要。
夜景を楽しむ！
北九州は、とにかく絶景を楽しめる場所が多数。中でも夜景は全国トップクラス。日本夜景遺産に認定されている場所が「皿倉山」「高塔山公園」「足立公園」「門司港レトロ展望室」「戸畑祇園大山笠」「小倉イルミネーション」と６つも。 さらに２０１８年１０月には、札幌市・長崎市とともに日本新三大夜景都市に選ばれました。まわりはカップルだらけだとしても、一人旅だって臆すること無く夜景を楽しみましょう！ここでは、夜景鑑賞にオススメのスポットをご紹介します。
門司港レトロ展望室
日本各地や世界にも多くの建築物を手掛けた日本を代表する建築家・黒川紀章氏が設計した、高層マンション・レトロハイマートの３１階にあるのが門司港レトロ展望室。高さ１０３ｍにあり、門司港レトロの町並みや関門海峡などを眺められます。天候に恵まれれば、下関や遠く日本海まで望めます。
夜景はもちろんですが、日中の眺めもいいのでぜひ足を運んでみてください。
めかり公園第２展望台
出典：みんカラ
めかり公園第２展望台は、駐車場があるのでレンタカーで行くことができます。関門橋や橋の向こうに広がる下関の町並みなどが手に取るように見え、その美しさに思わず言葉を失うほど。ベンチがあるので、のんびりと座って景色を楽しめるでしょう。 道沿いには壇ノ浦の戦いを１４００枚の有田焼で描いた、高さ３ｍ・長さ４４ｍのレリーフも。皿倉山
出典：フォートラベル
標高６６２ｍの皿倉山は、山梨県の笛吹川フルーツ公園や奈良県の若草山とともに新日本三大夜景に、さらに夜景１００選にも選ばれた名実ともに福岡県を代表する夜景スポット。 山麓駅から山上駅まで、全長１１００ｍの全面ガラス張りになっている皿倉山ケーブルカーで移動します。
出典：トリップアドバイザー
さらに山上駅からスロープカーに乗って、山頂にある展望台駅を目指します。展望台へ行く間も北九州の市街地が一望でき、星をちりばめたようにキラキラと輝いています。日中の景色も最高です！博物館・美術館で知識を深める！
寒い日や暑い日だったり、雨が降ったりと旅行中は何かと予定が狂いがち。そんな時は、天候に左右されずに楽しめる屋内の施設を上手に利用しましょう。 北九州市は、博物館や美術館なども充実しています。新しい知識を増やせる絶好の機会になりますよ。小倉城
１６０２年に細川忠興公によって築城された小倉城。その後失火により焼失し、現在の天守閣は１９５９年の再建。２０１９年３月に、約３０年ぶりとなる改装工事を終えリニューアルオープン。リニューアルに際しては展示内容も刷新し、随所にフォトスポットが満載。 また４００年にわたる城の歩みを、縦２.５ｍ・横６ｍの大迫力のスクリーンで紹介。５階は、小倉の町が一望できる展望スペース
出典：ameblo.jp
ほかにも馬のロボットに跨がりながら画面に映る的に向かって矢を射る流鏑馬ゲームや、宮本武蔵のフィギュアと一緒に写真が撮れるコーナーなども。城周辺には桜の木が２００本以上あり、桜の名所としても知られます。
松本清張記念館
松本清張記念館は、北九州市小倉の出身で社会派推理小説をはじめ多岐にわたるジャンルで執筆活動を行ってきた松本清張が生み出した小説の世界観にどっぷりと浸れる場所。 １９９２年に８２歳でこの世を去るまでの作家人生を、貴重な映像や資料などによって紹介しています。中でも２２ｍもある松本清張の生涯を記した年譜や、生涯で発表した７００冊もの著書が並べられたコーナーは圧巻。 また自宅の書斎や応接室、２万冊以上もある蔵書を収めた書庫など実際に使用していた物を移築して展示しています。
出典：たびらい
記念館のオリジナルグッズを販売するショップもあり、見学した際に気になった本があれば購入も可能。小倉城・小倉城庭園と併せて３つの施設で利用できる共通券があるので、ぜひ一緒に見て廻りましょう。北九州市立いのちのたび博物館
北九州市立いのちのたび博物館は、地球が誕生してから現代までの長い年月を経て続く自然といのちの歩みを紹介する自然史・歴史博物館。 館内は自然史ゾーン・歴史ゾーン・共通ゾーンと大きく３つに分かれています。特に人気なのが、自然史ゾーンのアースモール。
出典：ameblo.jp
地球上に存在していた生命の内の代表的なものを展示しています。全長３５ｍと世界最大級の規模を誇るセイスモサウルスや、ティラノサウルス・ステゴザウルス・トリケラトプスなどさまざまな恐竜の骨格標本が並びます。 同じく自然史ゾーンのエンバイラマ館では、中生代・白亜紀の北九州を再現したジオラマや化石などを展示。さまざまな角度から４６億年にも及ぶ地球の歴史にスポットを当て、楽しみながら学べるよう興味のある人なら、１日では足りないくらい展示内容が充実しています。北九州市漫画ミュージアム
今や、世界中にファンがいる日本のアニメや漫画。ここ北九州市には銀河鉄道９９９で有名な松本零士氏をはじめ、ゆかりの深い漫画家がたくさんいます。 ２０１２年に開館した北九州市漫画ミュージアムでは、そんな漫画家の作品を展示・紹介しています。まず、館内に入るとエントランスはで銀河鉄道９９９のメーテルがお出迎え。
出典：Twitter
館内はいくつかのコーナーに分かれていますが、名誉館長でもある松本零士氏の生い立ちやこれまでの業績、漫画ができ上がるまでの行程や仕組みなど漫画や資料で詳しく紹介しています。
出典：北九州市観光情報サイト
なかでも５万冊もの漫画単行本がある閲覧コーナーが人気。漫画喫茶などではあまり見かけないコアな作品もあり、じっくり時間をかけて読めるでしょう。 館内の撮影はできませんが、唯一キャプテンハーロックの等身大フィギュアと一緒に記念撮影が可能です。漫画・アニメ好きなら、ぜひとも訪れておきたい場所。自然を楽しむ！
旅の楽しみといえば、その季節に咲く花を見ることも１つですよね。 旅行中は、いろんな所に行きたいあまりスケジュールを詰め込みがちになります。せっかくですから、見頃を迎える植物をのんびりと眺めに行ってみましょう。北九州市響灘緑地グリーンパーク
北九州市響灘緑地グリーンパークは、年間を通して約５０種３０万株の季節の花々に出会える場所として、また遊具もあるので家族連れにも人気。
出典：ameblo.jp
ほかにもシートを敷いてゴロンと横になりたくなる４ヘクタールの大芝生広場や温室、２５０頭のカンガルーがいるカンガルー広場、週末にはショーも行われるポニー広場など動物とのふれあいも楽しめます。
出典：Goo ブログ
しかし、一番人気が高いのが福岡県で最大級の規模を誇るバラ園。約３２０種２５００株のバラが春と秋に見頃を迎え、開花に合わせてバラフェアも開催されます。 また皇室や世界の王室の名前が付けられたバラがある皇室・王室のバラコーナーや、アーチ状に飾られたバラのトンネルをくぐることも。北九州市立白野江植物公園
出典：LINE BLOG
もともとは個人の植物公園として１９８５年頃開園し、１９９６年から北九州市立白野江植物公園としてオープン。 周防灘に面した標高１２０ｍ程の丘陵地にあるため園内は起伏に富んでいて、花を見ながらお散歩が楽しめます。所々にベンチも用意されています。園内は花畑や竹林・ツツジ園・ボタン園・湿性園など、植物によりいくつかのゾーンに分かれています。
出典：ameblo.jp
なかでも代表的なのが桜。河津桜が咲く２月頃から、カンヒザクラ・ヨウコウザクラ・シナミザクラなど、珍しい品種を含む６０あまりの桜が次々と開花します。 初夏にはシャクナゲやショウブ・アジサイ、秋になれば紅葉、そして冬には梅や水仙・サザンカなど１年を通してさまざまな植物が目を楽しませてくれます。河内藤園
出典：フォートラベル
１９７７年４月に開園し、藤の名所としても知られる河内藤園。アメリカＣＮＮの「日本の最も美しい場所３４選」に選出され、海外からも注目されています。３４選の中には国営ひたち海浜公園・松本城・厳島神社・金閣寺など、そうそうたる顔ぶれの観光スポットが。 見学には、事前予約でチケットの購入が必要。予約チケットはセブンイレブンまたはファミリーマートで購入可能。現地では販売していません。 園内には樹齢１２０年以上の藤が作る１０００坪の大藤棚があり、まるで藤の花が降り注ぐような美しさ。ほかにも８０ｍと１１０ｍの２つの藤のトンネルなど、２２種類の藤の花が至るところで咲き誇ります。ちなみに開園時期は、１年の中でわずか２週間ほど。
北九州は、博多から遠いと思っていた方も多いかもしれません。しかし北九州空港からは、高速道路を利用すればわずか１時間。 見どころもたくさんあり、のんびりとしたい一人旅にはピッタリ。もちろんカップルや家族連れでも文句なく楽しい場所なので、ぜひ週末や連休を利用してお出かけください。 ※営業時間や定休日・料金などは、お出かけ前に各施設へご確認ください。
