
九州のぜひ食べて欲しい冬グルメ

キビナゴ
九州や四国で漁獲量が多い「キビナゴ」は、子持ちで漁獲高が多い春から初夏が旬と言われていて、「キビナゴ祭り」もこの季節に行われます。天ぷらやフライなど揚げ物にするとうまさがひきたつ時期。しかし、実はキビナゴは冬にも旬が訪れるのです。キビナゴの菊花造り

フグ

長崎ふぐ

出典:12月の旬の魚は「トラフグ」 | 魚の美味しいまち長崎
長崎フグは、天然ものと比べてもまったく遜色がない味。800グラム以上の大きさ。ヒレの欠損がないなどいくつもの条件をクリアした魚体のみが提供されます。比較的リーズナブルに味わえることも魅力の一つですね。玄海トラフグ

出典:ふくフェア2019
玄界トラフグは波が荒い玄界灘の波にもまれて育っており、しっかりと引き締まった身で甘みが強く、弾力のある歯ごたえが楽しめます。地元の鐘崎では、2月初旬から3月末まで「鐘崎天然ふくフェア」が開催されます。フェアに参加している飲食店。いろいろな調理法で食べられます。地元ならではの格安な価格での提供なので、ぜひ訪れてみてください!ヒラメ

出典:Amazon | 築地魚群 天然 ヒラメ1尾 国産 1-1.5kg前後サイズ ...
九州のヒラメは形が整っていて、引き締まった身に甘さがあるのが特徴。ヒラメの姿造りは、ヒラメの肝を刺身醤油に溶いて食べるのがおすすめ。 平戸ヒラメ祭り
出典:寒ヒラメ」を味わえる 平戸ひらめまつりへ行こう! 【楽天トラベル】
通年獲れるヒラメですが、長崎県平戸市のヒラメは冬が抜群に美味しく、毎年1月中旬から3月末日まで「平戸ひらめまつり」が開催されます。ふだん、刺身か握り寿司以外でヒラメをたくさん食べるチャンスはあまりないのではないでしょうか。ヒラメピザ

出典:長崎【平戸】とれたての海の幸を食べ尽くそう! - 「まっぷる ...
「平戸ひらめまつり」では天然ヒラメを握り寿司や刺身はもちろん、しゃぶしゃぶや丼、茶漬け、ピザまで食べられます!白身魚であるヒラメはアレンジも多彩。ぜひ一度ヒラメを味わいに平戸に行ってみませんか。サバ

関さば

出典:大分名物『関サバ』が旨い名店は?別府湾の海の幸を刺身で食す ...
丸々とした魚体に金色の部分があるのが関サバの特徴。旬は10月から3月。習熟した漁師が活〆にするため、全国で食べられるところが増えていますが、やはり寒い時期の地元で揚がったばかりの関サバは格別な旨みがあり臭みがまったくないため味が違います。ぜひ刺身で食べてみてください。「関あじ関さば館」という佐賀関の名産品・特産品を扱うお店では、関サバをリーズナブルに味わえますよ。 また、3月から旬が始まる「関アジ」とともに「関さば関あじフォア」が3月いっぱい行われます。関アジと関サバの食べ比べなども楽しめますよ。旬サバ

出典:旬さば(ときさば) | 松浦市の観光情報サイト「松恋」
また、長崎県では「旬サバ」(トキサバ)が冬グルメとして有名。400g以上の、五島列島から対馬海峡で獲れる冬サバを旬サバという名称でブランド魚と。こちらも脂ののった、歯ごたえの良い身で刺身でも食べられます。
地元では「サバしゃぶ」が人気。

あまり他の地域では提供されない料理なので、機会があればぜひどうぞ!
ごまさば

出典:博多郷土料理「ごまさば」-低温熟成無添加ひもの 博多ウエダ
福岡県の郷土料理である「ごまさば」(胡麻鯖)は、刺身よりも少し厚さを減らしたものに、すりごま・醤油・みりんを回しかけ、ワサビやショウガ、ネギなどの薬味を好みで追加する料理。
白身の魚でこのような作り方をする料理は全国にありますが、青魚では珍しい調理法ですね
カキ
九州には美味しいカキがいくつも。竹崎カキ

出典:大粒で濃厚!佐賀県・太良町で味わう絶品“竹崎カキ”|ウォーカー ...
佐賀県の太良町は「カキ小屋」発祥の地。30年以上前からカキ小屋を営業していました。その太良町で獲れるカキは「竹崎カキ」と呼ばれ、1つが150グラムほどとボリュームがあってプリプリとした身が特徴。焼いた時に身が縮みにくく、塩分濃度の薄い有明海で生育しているためほどよい塩気の旨味と甘みが楽しめます。華漣

高鍋天然カキ
宮崎県の高鍋では希少な天然のカキが味わえます。
日向灘の海に潜って岩からはがしてくるという天然牡蠣は、養殖ガキよりも身が黄身をおびており、貝柱が大きいぎっしりと身が詰まった貝で食べ応えがありますよ。
糸島のカキ小屋

出典:福岡2日目。糸島の牡蠣小屋めぐり、夜は居酒屋行って ...
カキといえば糸島!と言われるほど人気がある福岡県の糸島エリアには7つの漁港があり、合計して30軒ほどのカキ小屋があります。時期が来ると常に行列ができていて、それぞれに工夫をこらしたメニューが楽しめます。カキ祭り

出典:九十九島かき食うカキ祭り(秋の陣・冬の陣)|イベント|【公式 ...
同じ種類のマガキでも、産地によって大きさや味の特徴に違いがあり、九州各地で冬のイベントとしてカキ祭りを開催しています。ぜひ九州のカキを味わいに来てみてください!竹崎カニ

竹崎カニ


竹崎カニは一年を通して食べられるのですが、冬の卵を持ったメスの味わいは格別です!
アラ


鍋の材料としてアラが有名になったのは、大相撲の九州場所の時期に、力士がチャンコ鍋の具材として食べることが多く、その美味しさから品薄になるほど買い求めたからとか。

出典:あら鍋 | 九州の味とともに 冬 | 霧島酒造株式会社
食べ方としては、ぶつ切りにした「アラ鍋」、薄切りにして「アラしゃぶ」、握りずしや刺身も楽しめます。関西ではフグよりも高価な食材としてなかなか手が出ませんが、北部九州では、手がでないほどの価格ではありません。提供している店舗が福岡県に多いので、食べるチャンスも多くあります。平戸天然アラ鍋まつり

出典:平戸天然あら鍋まつり|世界文化遺産の島 長崎県|平戸観光協会
長崎県の平戸では11月から12月末まで「平戸天然あら鍋まつり」が開催されます。市内の宿泊施設や飲食店で本場ならではのリーズナブルな価格でアラ鍋が楽しめます。ミズイカ

そとめ水いかまつり

出典:そとめ水いか祭り|イベント|【公式】長崎観光/旅行ポータル ...
外海では、冬が始まる11月がミズイカの最高に美味しい時期とされ、その時期に「そとめ水いか祭り」が開催されています。期間中は外海の飲食店で趣向をこらした「みずいか御膳」が食べられ、購入も可能です。イカの王様と言われるアオリイカの中でも、長崎県のミズイカは格別の美味しさと評判。ぜひ本場のミズイカを味わってみてくださいね!ユウコウとゲンコウ

出典:日本の香酸柑橘 ゆず・すだち・かぼす | momina.ina // kitchen ...
長崎市の土井首(どいのくび)と外海地区のみで自生している「ゆうこう」は、スダチやカボス、ダイダイなどと同じ香酸柑橘類に属しています。ゆうこう
「味の箱舟」という、世界共通のガイドラインで認定された伝統的な固有種。旬の時期は他の香酸柑橘類よりも遅く、10月から2月。
焼き魚や肉料理に絞ると、強すぎない酸味なので味の邪魔になりません。

出典:佐賀産:まろやかな香酸柑橘「ゲンコウ」約2k | vegeLabo powered by BASE
「げんこう」は、佐賀県の馬渡島に自生していた香酸柑橘。現在は希少な農産物を生産する富田農園のみが栽培・販売しています。こちらも11月から春先までが旬。じょじょに糖度が高くなっていくという特徴があります。ゲンコウは、いろいろな料理にとても相性が良く、風味を引き立てる特性があり、生カキにふりかけるとレモンとは違った風味が楽しめます。
京都のミシュランガイドに掲載されている懐石料理店が、ゲンコウを愛用しているので知る人ぞ知る果物としてじわじわと人気ぶり