
エストニアの首都タリンのおすすめ観光スポット
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みなさんはエストニアという国をご存知ですか?もしかしたら、ちょっと聞いたことあるけどどんな国かはよくわからない、という人も多いのではないでしょうか。エストニアはヨーロッパのバルト三国の一つで、東にロシア、南にラトビア、フィンランド湾を挟んでフィンランドと国境を接しています。位置としては北欧に近く、気候も北欧諸国のそれと似ています。首都のタリンには中世の街並みがきれいに保存されており、とても見ごたえがあります。
今回は、知っているようで知らないエストニア、その首都タリンの観光スポットをご紹介いたします。
まずはタリンの観光の拠点となるタリン旧市街、その中心となるラエコヤ広場です。旧市街の真ん中あたりにあり、週末にはマーケットが開かれており、クリスマスにはクリスマスマーケットも開かれています。
出典:JK徒然日記 - Seesaa
ラエコヤ広場のマーケットではお土産品や工芸品、衣料品など色々なものが売られています。可愛らしいものもたくさんあり、眺めながら物色しているだけで楽しくなってしまいます。エストニアは他のヨーロッパの国々と比べて物価が安いので、気に入ったものがあったら買ってみてもいいいですね。
こちらもラエコヤ広場にあるタリンの旧市庁舎、北欧最古のゴシック建築と言われています。夏の時期限定になってしまいますが内部を見学することもでき、塔の上からの景色はかなりのものです。この塔のてっぺんには「トーマスおじいさん」の姿があります。このトーマスおじいさんは街のみんなに愛される街の見張り番で、タリンの街をいつも見守っています。
旧市庁舎の一階にはレストランがあり、こちもタリンでは人気の美味しいお店です。場所もわかりやすいですし、一度食事に来てみてもいいですね。
また、旧市庁舎の近くでラエコヤ広場に面したところには、ヨーロッパ最古の薬局があります。なんとここでは失恋の治療薬が売られているんです。なんだかちょっと怪しいですね。その正体を明かしてしまうと、失恋の治療薬はマジパンです。成分は、材料の72パーセントはアーモンドで、残り28パーセントの成分は秘密、だそうですよ。
続いて紹介したいのがセーターの壁。セーターの壁はタリン旧市街の城壁に沿って出された屋台のことを指し、ここでは手編みのセーターやマフラー、ソックスなどが売られています。このことからセーターの壁と呼ばれているのです。売られているものを作っているのはそこで売っている人たちで、商品のすべてが手作りなんだそうです。ここで買ったマフラーはとても暖かく、東京で冬に身に着けると逆に暑いくらいの防寒性能があります。
柄も北欧らしいノルディック柄のものがたくさんあり、好きな人にはたまらないと思います。手編みならではの暖かみも感じられて、なんだかほっこりしてしまいます。値引き交渉に応じてくれる人もいるので、気になったものがあったら聞いてみるのもいいかもしれません。ちなみに、ここではクレジットカードが使えないことが多いので、現金を用意しておきましょう。
こちらは遠くからでも目立つ聖オラフ教会。旧市街のほとんどの場所からその尖塔を見つけることができます。なんとこの聖オラフ教会、17世紀ごろまでは世界で最も高い建物だったそうです。世界一高い建物がかつてはエストニアにあったんですね。この尖塔もまた昇ることができ、上からはタリンの旧市街を一望することができます。ただ、冬の時期は危険なため閉鎖されて登ることができないので注意してくださいね。
また、この聖オラフ教会にはちょっとした伝説があります。実はこの教会、オレフという名前の巨人が作った、と言われています。中世の時代になら本当にあったことなのではないか?と思ってしまいそうですね。真偽のほどは置いておくとして、こういった伝説はとても面白いと思います。
こちらの大きな建物は太っちょマルガレータと呼ばれています。元々は監獄として使われていて、とても歴史がある建物です。この監獄の給仕として働いていたマルガレータという女性が太った体系をしていたと言われていることから太っちょマルガレータと呼ばれているそうです。ちょっと面白い名前ですね。
現在は海洋博物館として使われており、1~4階まで色々なものが展示されています。屋上はカフェになっているので、内部を見た後一息つくのもおすすめです。
こちらはアレクサンドル・ネフスキー大聖堂、見た目からしてわかるように、ロシア正教会によって作られた聖堂です。玉ねぎ型のドームがロシアらしさを感じさせますね。このアレクサンドル・ネフスキー大聖堂、これだけを見ると普通の聖堂ですが、タリンの旧市街の中にあるとなかなか不思議な雰囲気を放っています。内部はとても美しい装飾が施されており一見の価値があります。
RETRIP<リトリップ>
ですが、残念ながら中は撮影禁止となっています。ですので私も写真に収めることはできませんでした。中がどれだけ美しいのか、その目で見てみたいと思うならばぜひタリンを訪れてみてください
トーンペア城は「のっぽのヘルマン」の愛称で知られています。パステルピンクに彩られた美しい宮殿は現在国会議事堂として使われており、エストニアの国旗がはためいています。トーンペア城はたちを見渡すことのできる丘に建てられており、元々はドイツ騎士団が要塞として建設したものなんだとか。
こちらは内部のガイドツアーも行われており、それに参加すればよりじっくり見学することができますよ。やっぱりせっかく行くなら城の中も見てみたいですよね。
聖ニコラス教会はタリンの旧市街でも最大の教会で、聖オラフ教会と並んでとても目立ちます。聖ニコラス教会はドイツ商が船乗りの守護聖人ニコラスを奉って建てた教会で、絵画「死のダンス」が有名です。
この死のダンスでは、法王や皇帝、皇女、枢機卿、国王らがいやいやながら「死」とともにダンスを繰り広げる様子が描かれています。「死は誰にでも平等に訪れる」というメッセージが込められているそうですが、ちょっと不気味な雰囲気も漂っていますね。元々は幅30メートルもある作品だったそうですが、現存しているのは幅7.5メートル分。もし完全なものがあったらさぞや壮観でしょう。
タリンにある絶景スポットの一つであるパットクリ展望台。トーンペアの丘にあり、タリンの旧市街を見渡すことができます。オレンジ色の屋根や、教会の尖塔に城壁の塔が見られ、まさに中世の街を眺めている様です。
また、ここからの景色は夜も美しく、暖かい光で照らし出された景色は思わず見惚れてしまいます。夕暮れから夜にかけての時間が一番きれいでしょうか?旧市街からも近いので色々な時間帯に見に行きたいですね。
こちらもタリンの絶景スポットとして有名なコフトウッツァ展望台。パットクリ展望台と同じくトーンペアの丘にありますが見える景色はちょっと違います。パットクリ展望台とは違う場所にあるので、角度的にこっちじゃないと見えない場所、あっちじゃないと見えない場所があります。タリン旧市庁舎の尖塔とかはこっちじゃないと良く見えません。逆に城壁の塔などはパットクリ展望台でないと良く見えないですね。
ただ、おすすめはパットクリ展望台の方です。コフトウッツァ展望台もきれいなのですが、奥に新市街の建物が見えてしまうんですよね。それがちょっとだけ雰囲気を壊してしまう気がします。ですが、どちらの展望台もすぐ近くなので、両方行ってみてどちらが好きか決めてもいいでしょう。
GoTrip!
最後に紹介するのはこちら、タリンのお寿司屋さんです。Sushi Catというツッコミどころが満載のお店で、メイド服を来たエストニア人の女性が寿司を握ってくれます。こちらは絶対に行くべきおすすめスポット!というわけではありませんが、お土産話としてはこれ以上ないほどぴったりなお店です。おそらく、世界広しといえど、こんなお寿司屋さんがある国なんて他にないと思います。
実はこのお店、地球の歩き方にも掲載されているお店で、味も意外に美味しいそうです。エストニアに来て、ちょっと日本の味が恋しくなったなら、これも一種の異文化体験と思って食事に行ってみてはいかがでしょうか?きっと思い出になると思いますよ。
ラエコヤ広場


タリン旧市庁舎

セーターの壁


聖オラフ教会

太っちょマルガレータ

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂


トーンペア城

聖ニコラス教会


パットクリ展望台


コフトウッツァ展望台

Sushi Cat
